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料理人タテヤの南極日記 #JARE61

2020.03.18 公開 ツイート

第3回

物資積み込みの司令塔、隊員室は大忙し 竪谷博

そして極地研ともお別れの時がやって来ました。

準備の期間はあっという間。極地研での最終日はきれいな夕焼けで、富士山がくっきりと見えました。

11月12日。晴海ふ頭からしらせが出港する日です。

海上自衛隊のしらせ乗組員は観測隊より一足早く出発します。

出港式の様子です。

船の別れは寂しいものです。

観測隊員も大きく旗を振っています。

ゆっくりと離れていく船に、家族からの声援が送られています。

南極へ向けて長い航海の始まりです。乗組員と家族との別れに、僕たち観測隊員も思わずもらい泣きです。

見えなくなるまで手を振っている乗組員の姿が心に残ります。
観測隊本隊は、しらせの出港から2週間後に、成田から空路で出発します。オーストラリアのフリーマントルで元気に合流しましょう!

ここでご紹介したのは、出発までの準備のごくごく一部です。隊員室開室から足掛け5カ月、各隊員は、ここではとても書き切れない、それぞれの任務を遂行するためのたくさんの訓練をこなし、南極への準備を調えておりました。

いよいよ2週間後は成田に集合です。

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料理人タテヤの南極日記 #JARE61

料理人タテヤ、再び南極へ。第61次南極観測隊・調理担当タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

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竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

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