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料理人タテヤの南極日記 #JARE61

2020.10.23 公開 ポスト

第18回

一夜限りの高級クラブが出現!竪谷博

みなさんこんにちは。第61次南極地域観測隊・調理担当のタテヤです。

ここ昭和基地も7月になり、明るい時間が長くなってきました。私たち観測隊は、七夕の7月7日を休日日課にしました。
 

願い事を書いた短冊を飾り付けます。
隊員それぞれの願いが書いてありましたが内容は秘密。私の願いは「家族も隊員もみな無病息災」です。
 

横に半分見えるのがかまくらの入り口!
当初、某隊員を中心にイグルー(雪塊を積み上げて作る、イヌイットの冬の家)を作ろうと試みるも、その後運悪く何度も来襲するブリザードによって、ことごとく埋めつくされ、いつもブリ明けには1つの雪の塊に……。それを発掘しているうちに、かまくらになりました。
しかし諦めきれない某隊員、歳の割に(?!)誰よりも頑張って、いやほとんど意地でミニイグルーを作り上げ、かまくらの入り口に仕上げてしまいました!
 

極夜がもうすぐ明けるこの日は、蜃気楼により、太陽の上の部分が少しだけ見えました。
 

かまくらを掘っている隊員。写真からも重労働感が伝わってきます。国内で観光地になっている金山等がありますが、それを掘っている風景に似ているなぁ……と思ったのは私だけでしょうか……(笑)
 

かまくらの中に装飾照明を入れました。お洒落でセクシー感漂う、高級なクラブかbarの雰囲気です(笑)
 

ここまで掘るのは大変な作業です。ここは本当に南極か(?!)思うぐらい大汗をかきます(笑)

 

色々作って中でぬくぬく一杯やりたいところでしたが、やはりここは南極! みるみるうちに冷たくなって凍り始めます。
かまくらの中は風がないので最初は暖かく感じられますがやはり寒い……。隊員達は熱々にしたけんちん汁と炊き立ての塩鮭炊き込みご飯に舌鼓。それぞれにかまくらでの味を堪能したあと、基地に帰っていきました。
 

そして悲しいけどあっという間に撤収!
 

夜はかまくらで映画の上映会!

 

そして厨房では仕込んでいた手作りベーコンが出来ました!!  そのまま炙って食べてよしですが、いろいろな料理に活躍できる食材ですので、料理の楽しみが増えます。
                       

最後に。
極夜の明るくなっているわずかな時間に撮影したものです。11:00頃から14:00頃まではこんな感じです。それ以降は星が見えるほど暗くなっています。

それでは今回はこの辺で! さようなら~! 

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料理人タテヤの南極日記 #JARE61

料理人タテヤ、再び南極へ。第61次南極観測隊・調理担当タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

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竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

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