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これまでの服が似合わなくなったら

2019.08.21 公開 ポスト

「いつもの服がなんだかしっくりこない……」と思ったら、“自分本位なおしゃれ”へ進むチャンスです!山本あきこ(スタイリスト)

8月22日に発売になったスタイリスト・山本あきこさんの新刊『これまでの服が似合わなくなったら。』は、「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と悩む方必読!「着たいものを自分に似合わせていく」ためのテクニックが満載の1冊から、今すぐ出来るおしゃれのあれこれをご紹介します。

*   *   *

これまでの服が似合わなくなったら、むしろ自分を見直すチャンス

「今まで着ていた服が、しっくりこなくなった」
「服はたくさん持っているのに、今日、着ていく服がない」
「どんな格好が、年齢相応のおしゃれなのかわからない」
「残りの人生、このままのファッションでいいのかな……」

これらは、私がファッションコンサルティングをしてきた大人の女性のみなさんから、よく聞くお悩みです。多くの方が漠然と、「なぜか最近、これまでの服が似合わなくなった」と感じているようです。

(写真:iStock.com/Milkos)

でも、このような悩みを感じ始めた人は、実はラッキーな人! なぜなら、これまでの服が似合わなくなったということは、自分自身を見つめ直すチャンスだからです。

20代はがむしゃらに生き、30代で変化が生まれ、そして迎える40代。
40代は女性にとって、自分の軸を作り、自分を見つめていく時期だと、私は思っています。
“自分軸”がある人は、どんな環境でも芯がブレないし、ファッションにも余裕が生まれます。そして、女性は、自分が向かいたい道に正直になれたら、どんどん美しくなっていきます。

1万人以上のスタイリングをしてきた経験から感じるのは、40歳前後は、ますます素敵になっていく人と、そうではない人の大きな分かれ道だということです。
この時期にファッションを見直すことは、自分自身に向き合い、自分を大切にし、そして自分を好きになることにもつながります。

この本は、そんな大人の女性に、もっとファッションを楽しんでほしい、そしてもっと人生を楽しんでほしいという気持ちをこめて書きました。

おしゃれは自分本位がちょうどいい。「TPOP®」のすすめ

あらためまして。スタイリストの山本あきこと申します。
私はファッション誌でスタイリストとして活動するかたわら、一般の女性向けに服のアドバイスを行うライフ&ファッションスタイリストとして、お客様のショッピングに同行したり、ファッションカレッジというスクールを立ち上げて、誰でもできるおしゃれの法則をお伝えしています。

スタイリストとして、同世代から年上の女性たちと一緒に年齢を重ねてきた結果、ひとつ気づいたことがあります。
それは、大人の女性のおしゃれは、「自分本位」くらいでちょうどいいということです。

「自分本位」というのは、自分の気持ちを大切にして、自分らしいファッションを身につけること。どんな人でも、自分らしいファッションを身にまとうと、自分に自信を持てるようになり、驚くほどキラキラと輝いていくのです。

この自分本位のファッションを素敵に見せるための考え方が、「TPOP」です。

TPOという言葉は、みなさん聞いたことがあると思います。「T=Time(時)」「P=Place(場所)」「O=Occasion(場合)」の略です。TPOに合わせたファッションといえば、時と場所、場合にふさわしい服装の意味です。
もちろん、このTPOは大事です。ファッションは自分のためだけではなく、一緒に過ごす人たちを楽しく気持ちよくさせる役割もあります。ですから、TPOを考えること自体は大切なことです。

けれども、TPOに合わせる“だけ”では物足りなくなるのが、大人のファッションです。人に合わせ、他人目線でばかり服を選んでいると、どうしても自分の心がついていかず、しっくりこなくなるのです。
それが、「これまでの服が似合わなくなった」と感じる気持ちの正体です。

そこで、私はこの「TPO」にもうひとつ「P=Produce(自己プロデュース)」を加えた「TPOP」をおすすめしています
自己プロデュースとは、まさに“自分軸”を持つこと。大人のファッションは、「他人本位から、自分本位へ」と言いかえてもいいかもしれません。
自分がどういう自分になりたいかを考え、どのように自分らしさを演出したいかを考えると、ファッションはとても楽しくなっていきます。

自分らしさを見つけた人は輝いていく

「自分本位のファッションでいい」と言われても、とまどってしまう人もいるかもしれません。
仕事が忙しい方や、お子さんのお世話が大変な方は「自分に目を向けること」自体に後ろめたさがあるかもしれません。コンプレックスや過去のトラウマで、「自分なんかがおしゃれをするのはおこがましい」と思っている方もいらっしゃいます。

でも、そんな人にほど、私はファッションを楽しむテクニックを知ってほしいと思います。なぜなら、ファッションほど手っ取り早く自分を変えられるアイテムはないからです。

自分が好きな服を上手に着こなせるようになったら、今まで以上に自分のことが好きになれます。自分を好きになると心が満たされ、毎日が明るく楽しくなっていきます。

私がこれまでお会いした方々も、ファッションに自信を持つことで、人生に大きな変化が生まれていきました。
婚活がうまくいった、新しい仕事にチャレンジできた、夫との関係がよくなった、子どもとの会話が増えた……など、ファッションにとどまらない嬉しい報告をたくさん受けています。

そして、そういったご報告と同じくらい私が嬉しく感じるのは、「自分を好きになれた」「自信を持てるようになった」「人と比べて落ち込むことがなくなった」「どうせ私なんかと思わなくなった」といった言葉です。

「どれだけたくさん服を買っても似合う服がないと感じていたのに、今では手持ちの服でおしゃれを楽しめるようになった」と言ってくださった方もいます。これもきっと、ファッションを通して自分の魅力に気づき、自分の心が満たされたからだと感じます。
自分の好きな服を着こなせているという自信は、これほどまでに人を輝かせ、人生にパワーを与えてくれるのです。

あなたの「好き」に帳尻を合わせるテクニック

と、ここまで自分本位なファッションの大切さをお伝えしてきましたが、とはいえ「好き」の気持ちだけで突っ走ることができないのも、私たちの世代ですよね。
好きなファッションを楽しみたいと思っても、大人になると、年齢や体型、環境の変化など、ままならない制限が増えます。

この本では、そんな悩み多き(?)大人の女性が、自分らしく、そしてイタくなったり浮いたりせずに、おしゃれを楽しめる方法をお伝えしていきます。
私はこのことを、「ファッションの帳尻を合わせる」と言っています。

「この年齢で、こんな服を着ても大丈夫?」
「体型が変わっちゃったけど、好きなテイストの服は着たい」
「もうヒールは辛いけど、スタイルはよく見せたい」
「ママ友の中で浮きたくないけど、おしゃれでいたい」

こういうときに、ほんの少しの帳尻合わせのテクニックを知っていると、センスよく見えるファッションが手に入ります。
中には、そもそも自分が何を好きかがわからないという人もいるかもしれません。この本ではどうすれば自分の好きなテイストや自分らしさに出合えるかもお話ししていきます。

ファッションは「脳トレ」。センスは不要

ファッションは「脳トレ」です。
そして、コーディネートは「パズル」です。

おしゃれになるために必要なのは、持って生まれたセンスではありません。センスは、大人になってからでも、ちゃんと鍛えられるものです。
私が教えてきた生徒さんたちは、それまでファッションとまったく関係のない仕事についていた人や、主婦の方がほとんどです。

けれども、ファッションを理論的に知り、毎日服を選んで「脳トレ」することで、めきめきと、おしゃれの才能を開花させていきます。今では、ライフ&ファッションスタイリストとして、顧客にアドバイスをしている人たちもたくさんいます。

この力は、みなさん全員に備わっているものです。ですから、「私はセンスがないから」といって、心配せずに、読み進めていってください。

関連書籍

山本あきこ『これまでの服が似合わなくなったら。 「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!』

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、 "自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです!  1万人以上を変身させてきたスタイリストによる大人女性の魅力を底上げするファッション術。 ・肝になるのは「ほどよい色気」 ・最初に見直すべきは髪の毛 ・細い部分は「探して、出す」 ・似合わない色にとらわれない ・見た目と内面が一致すれば幸せになれる

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これまでの服が似合わなくなったら

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、"自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです!

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山本あきこ スタイリスト

1978年生まれ。女性誌や広告など多くの媒体でスタイリストとして活躍した実績と経験を持つ。その経験を活かし、モデルだけではない様々な人たちに似合い、取り入れやすい独自のコーディネート理論を確立。
「センスは持って生まれたものではなく鍛えられる」という信念のもと、一般の女性向けにスタイリングアドバイスを行う活動を開始。予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れないスタイリスト」に。
「どんな人でもいつからでもおしゃれになれる」をモットーにこれまで1万人以上の女性たちを変身させてきた。作ったコーディネート数は20万を超える。
著書に『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』『毎朝、服に迷わない』『暖かいのにおしゃれになれる』(いずれもダイヤモンド社)がある。

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