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これまでの服が似合わなくなったら

2019.09.25 公開 ツイート

デコルテを出す服を着ると、なぜかみんな「ぱーん!」と弾けて輝いていく 山本あきこ

スタイリスト・山本あきこさんの新刊『これまでの服が似合わなくなったら。~「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!~』は、「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と悩む方必読! 1万人以上の女性を変身させてきたスタイリスト・山本さんによる、大人女性の魅力を底上げするファッション術が満載の1冊です。本書から、今すぐ使えるおしゃれテクニックを抜粋してご紹介します!

*   *   *

細い部分は「探して、見せる」

先ほどご紹介した、黒テーパードパンツの足首見せもそうですが、大人体型を細く見せるためには、太い部分を隠すのではなく、むしろ細い部分を出すと考えるとうまくいきます

具体的には(1)足首を出す、(2)足の甲を出す、(3)首筋やデコルテを出すの3カ所で、細さを表に出します。

たとえば、スカートの先からちらりと見える足首が華奢な印象を与えてくれます。下半身が気になる人でも、太ももより、ふくらはぎより、足首は絶対細い! 脚の中で一番細い部分を出すことで、全体が細く見えるのです。

パンツでも同じです。なんてことのない白のニット×デニムのコーディネートでも足首が出ているかどうかで、見た目体重が3キロから5キロくらい変わって見えます。

パンツは、足首が見えるアンクル丈の長さではくのがおすすめです。

足の甲を見せるとさらにGOOD。甲は筋張っているので、サンダルやパンプスで足の甲を見せると、やはりほっそりスマートに見えます。

「自分の甲はぷにっとしていて、筋がない!」という人でも、ヒールを履くと、筋が出てきます。ヒールが苦手な人も多いかもしれませんが、ときには、あえて自分の足に負荷をかけて「筋」の存在を思い出させることも大事!

寒い時期は足首や足の甲を出すと冷えてしまうという人もいると思います。こういうときは、素足色のストッキングをはいてもOKです。

華奢になった首筋と鎖骨は、大人になったからこそもらえるプレゼント

首筋や鎖骨を見せるトップスもおすすめです。若いときに比べて、首筋や鎖骨の骨が目立つようになったという人は多いのではないでしょうか。この一帯のお肉が落ちやすくなっているからですが、この「華奢になった首筋と鎖骨」は、大人になったからこそもらえるプレゼントです。ここを出さない手はありません。

とくにふくよかな人や、胸にボリュームのある人は、肌にハリがあって首まわりや鎖骨まわりが綺麗なので、この部分を出すと細く見えるだけではなく、若々しい印象にもなります。

深めのUネックの服を着た上から、大きめのジャケットを羽織ってみたり。このような鎖骨見せ+ビッグボリュームの羽織りは、顔まわりをすっきりシャープに見せてくれます。これ以外にも、深めのVネックを着たり、シャツのボタンを2つあけるのもいいでしょう。シャツのボタンを深めにあけてもいやらしく見えないのが、大人女性のいいところです。シャツの襟を立てる着こなしも、首筋や鎖骨の骨が綺麗に見える大人になってからのほうがサマになります。

女の自覚をよみがえらせる

お客様にデコルテを出す服をおすすめすると、なぜかみんな「ぱーん!」と弾けたように、輝いていきます。たぶん、デコルテを出すことで、意識的にも無意識的にも、見られているという気持ちや、ケアしようという気持ちが働くからでしょう。肌がちょっとかさついていたらクリームを塗ろうかなと思ったり、リンパマッサージをしようかなと思うことで、うっかりどこかに落としてきてしまった、女性としての自覚がよみがえってきます。

私はこの女としての自覚が、どんなサプリメントよりも、女性を綺麗に輝かせてくれると思っています。

綺麗で細い部分を出すと、その部分がより綺麗になっていき、あなたのファッションに「自信の核」を作ってくれます。「自信の核」ができるとよりおしゃれが楽しくなり、また自信がつくという好循環に入っていきますよ。

関連書籍

山本あきこ『これまでの服が似合わなくなったら。 「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!』

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、 "自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです!  1万人以上を変身させてきたスタイリストによる大人女性の魅力を底上げするファッション術。 ・肝になるのは「ほどよい色気」 ・最初に見直すべきは髪の毛 ・細い部分は「探して、出す」 ・似合わない色にとらわれない ・見た目と内面が一致すれば幸せになれる

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これまでの服が似合わなくなったら

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、"自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです!

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山本あきこ スタイリスト

1978年生まれ。女性誌や広告など多くの媒体でスタイリストとして活躍した実績と経験を持つ。その経験を活かし、モデルだけではない様々な人たちに似合い、取り入れやすい独自のコーディネート理論を確立。
「センスは持って生まれたものではなく鍛えられる」という信念のもと、一般の女性向けにスタイリングアドバイスを行う活動を開始。予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れないスタイリスト」に。
「どんな人でもいつからでもおしゃれになれる」をモットーにこれまで1万人以上の女性たちを変身させてきた。作ったコーディネート数は20万を超える。
著書に『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』『毎朝、服に迷わない』『暖かいのにおしゃれになれる』(いずれもダイヤモンド社)がある。

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