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これまでの服が似合わなくなったら

2019.09.18 公開 ポスト

体重マイナス5キロに見せる神パンツの選び方山本あきこ(スタイリスト)

スタイリスト・山本あきこさんの新刊『これまでの服が似合わなくなったら。~「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!~』は、「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と悩む方必読! 1万人以上の女性を変身させてきたスタイリスト・山本さんによる、大人女性の魅力を底上げするファッション術が満載の1冊です。本書から、今すぐ使えるおしゃれテクニックを抜粋してご紹介します!

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細身のパンツこそ補正下着

私はよく、「細身のパンツは補正下着」と言っています。それくらい、最強アイテムです。「下半身フィット」を手に入れるためにも必須のアイテムです。

中でも最初におすすめするのは、黒のテーパードパンツ。テーパードパンツというのは、太ももから足首に向かって細くなるシルエットのパンツのことです。このテーパードパンツは、太い部分と細い部分のメリハリがついて、結果的にはワイドパンツよりも脚が細く見えます。

 
(写真:中村彰男)

ポイントは足首を見せること。どんな人でも、足首は、脚の中で一番細い部分です。この「一番細い部分」を出すことで、脚全体がすっきり細く見える効果があります。

テーパードパンツの中でも、とくにおすすめなのはユニクロのアンクルパンツです。これは、最初から足首が出る長さで作られていて優秀です。さらにセンタープレスが入っているので、縦のラインが強調され、脚長効果も期待できます。

ただし、太もも部分にたるみがあったり、お尻にシワがよったりしていると、逆にもたついて見えてしまいます。必ず試着してから買うようにしましょう。ユニクロよりもやや高くなりますが、プラステのテーパードパンツも、ラインが綺麗でおすすめです。

隠すのではなく出す。細く見える「いましめアイテム」

実は、私が自分のファッションブランドを立ち上げたときから、必ず作りたいと思い、お届けしたのも、黒の細身のパンツでした。

このパンツは、これまでゆとりボトムスばかり着ていて、細身のパンツを避けてきた人に“こそ”トライしてほしいと思い、こだわりをもって作りました。

「これまで、下半身は隠したほうがいいとばかり思っていたけれど、細いパンツをはいたほうが痩せて見えることに驚いた」という声をたくさんいただきました。このパンツに限らず、いい細身パンツに出合うと「どうして今まで避けてきたのだろう」と思うくらい、やみつきになります。

細身のパンツの良さは、体型が綺麗に見えるだけではありません。細身のパンツは、言ってみれば「いましめアイテム」です。スカートはパンツに比べると体のラインが見えないので、気づけば体のラインがゆるんでしまうおそれも。でも、細身のパンツは体のラインがはっきり出るので、お腹をひっこめようとしたり、お尻を引き締めようと思う「いましめ」の気持ちが、意識的にも無意識的にも働きます。そんなパンツをはいていると本当に体も引き締まってきます。

「痩せたら買おう」では残念ながら一向に痩せません。むしろ「買ったら痩せる」と思って、1本手に入れてください。それでも抵抗があるようでしたら、後で紹介するロングカーデやジレ、ジャケットなどと合わせましょう。

フィットデニムもヘビロテ間違いなし

もう1本、フィットするパンツを買うとしたら、ブルーデニムがおすすめです。インディゴブルーの細身デニムは、使い勝手がいいですよ。

デニムはブランドによって型が違うので、とにかく数を試着することです。高ければいいというわけではなく、自分の体型に合えば、どのブランドのものでも大丈夫です。

ZARAやGAPは、サイズが豊富なので、どんな体型の人でもフィットするデニムが見つけやすいです。とくにZARAは、もともと足首が出るアンクル丈で、切りっぱなしのデザインのものがおしゃれです。

ミラ オーウェンや、マウジー、スライなども、日本のブランドらしく、日本人の体型を知り尽くしたいいデニムが揃っています。おまけに値段も手に取りやすいです。

脚の長さは股上の深さで操ることができます。ハイウエストのデニムをはくとウエストの位置が上がって見えますから、脚も長く見えます。このハイウエストデニム分野で神デニムと言われているのが、GUのハイウエストストレートジーンズ。まさに補正下着ばりのガード感で、ウエスト位置を上げてくれ、ぽっこりお腹もほどよく包み込み、きゅっと引き締めて見せてくれます。形はストレートで、縦長感を演出してくれるので、フィットしすぎないデニムがいいという方におすすめです。

ちなみに、細身デニムは引き締め感を出したいので色の濃いインディゴがいいのですが、ストレートデニムはインディゴではなく、ブルーデニムや、さらに薄い水色デニムもおすすめです。これは、色あせたようなブルーのほうが、デニムをはきこなしている印象になるからです。はき始めた初日からこなれたリラックス感が出て、大人の女性の余裕を感じさせます。

色あせたブルーデニムは、私にとっては、ジェーン・バーキンのイメージ。白シャツにブルーデニムにパンプスを履き、赤いリップをオンするだけで、大人のこなれた雰囲気が完成します。

パンツはポケットとステッチが命

デニムに限らず、パンツには、脚が長く見えるパンツとそうではないパンツがあります。

まず、お尻にポケットがあるかないかは大きな差。このポケットが上のほうについているだけで、脚が長く見えます。少し上のほうにポケットがついているパンツは、脚長効果と小尻効果が増します。実際のポケットではなく、スリット(切り込み)やボタンがついているだけのパンツもありますが、これでもOK。スリットがあるだけで、何もないパンツよりも、脚は断然細長く見え、ヒップも上がって見えます。

デニムの場合、ポケットがまっすぐついているものより、少し「ハ」の字になっているもののほうがヒップアップして見えます。お尻がきゅっと真ん中に集まっているように見えるからです。ステッチの位置も上にあるほうがいいでしょう。試着したときに、いつもの自分のお尻よりも上がって見えるのが理想です。こういうパンツに出合ったときは、はいた瞬間わかるものです。

さらにもうひとつチェックするとしたら、ふくらはぎ下の部分。この部分がまっすぐだと、脚の形もまっすぐ綺麗に見えます。ひざ下がすっきりすとーんと流れるパンツに出合ったら、あなたにとっての神パンツです。

関連書籍

山本あきこ『これまでの服が似合わなくなったら。 「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!』

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、 "自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです!  1万人以上を変身させてきたスタイリストによる大人女性の魅力を底上げするファッション術。 ・肝になるのは「ほどよい色気」 ・最初に見直すべきは髪の毛 ・細い部分は「探して、出す」 ・似合わない色にとらわれない ・見た目と内面が一致すれば幸せになれる

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山本あきこ スタイリスト

1978年生まれ。女性誌や広告など多くの媒体でスタイリストとして活躍した実績と経験を持つ。その経験を活かし、モデルだけではない様々な人たちに似合い、取り入れやすい独自のコーディネート理論を確立。
「センスは持って生まれたものではなく鍛えられる」という信念のもと、一般の女性向けにスタイリングアドバイスを行う活動を開始。予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れないスタイリスト」に。
「どんな人でもいつからでもおしゃれになれる」をモットーにこれまで1万人以上の女性たちを変身させてきた。作ったコーディネート数は20万を超える。
著書に『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』『毎朝、服に迷わない』『暖かいのにおしゃれになれる』(いずれもダイヤモンド社)がある。

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