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これまでの服が似合わなくなったら

2019.09.28 更新 ツイート

体型変化にお勧めなのはロングカーデ山本あきこ

スタイリスト・山本あきこさんの新刊『これまでの服が似合わなくなったら。~「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!~』は、「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と悩む方必読! 1万人以上の女性を変身させてきたスタイリスト・山本さんによる、大人女性の魅力を底上げするファッション術が満載の1冊です。本書から、今すぐ使えるおしゃれテクニックを抜粋してご紹介します!

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体型変化に気づいたら、形と素材を変えてみる

冒頭でお話ししたように、大人の女性のコーディネートで大事なのは、「自分本位」であること。ただし、年齢を重ねて体型が変わってきたら、好きなものを素敵に着こなすための「帳尻合わせ」が必要になってきます。

この帳尻合わせさえできれば、今までどおり、自分の好きなアイテムや、自分らしいファッションが楽しめます。

ここでは、とくに大人女性が体型が原因で陥りやすい悩みを、ファッションの帳尻合わせで解決するテクニックをお話しします。まずは、アイテムの「形」を変えて体型をカバーする方法です。

まず取り入れるべき帳尻アイテムは、ロングカーデ

ファッションにアクセントをつけるためにも、重ね着する服としても、カーディガンは重要アイテムです。

ただ、40歳前後になると、クルーネック(丸首)のショート丈のカーディガンは、人によっては似合わなくなってくるかもしれません。ひとつは、丸首が少し幼く可愛らしい印象になるため。もうひとつはショート丈だと、下半身がはっきり出てしまうことが主な理由です。

私は大人の女性には、ロングカーデをおすすめしています。ロングカーデは丈が長い分、ウエストやお尻まわりもカバーできるので、安心して着ることができます。しかも縦に長い印象を作ることもできるので、大人が頼りたいフィットアイテムの筆頭といってもいいでしょう。

ボタンはあってもなくてもいいですが、できるだけ装飾の少ないシンプルなもののほうが使いやすいです。ガウンのような形を選ぶといいでしょう。グレーやベージュ、オフ白のような、ベーシックな色味のものを持っていると役立ちます。

また、ジレという、ロングカーデの袖なしバージョンのようなアイテムもおすすめです。ロングカーデ同様、縦に長い「Iライン」を作ることができるので、すっきりしたシルエットになります。身長も高く見えますよ。トップス1枚とボトムス1枚の普通のコーディネートにジレを合わせると、それだけで「わかっている感」が出ておしゃれです。

ジレはVネックで、ひざ丈、もしくはひざより少し下くらいの丈のものがコーディネートしやすいです。色は黒やトレンチコートの色に近いベージュが使いやすくておすすめ。

ロングカーデもジレも、縦に長い印象を作るのには向いているのですが、重心が下に下がるので、中に着る服はコンパクトにするのがコツ。ジレであれば、丸首か細身のタートルを合わせるなど、首まわりに装飾のないものを選んで。

大人こそ、シャツワンピを持つ

縦に長い印象を作るアイテムとしては、シャツワンピもおすすめです。

ボタンをしめてワンピースとして着てもいいですし、インナーを合わせてカーデのように羽織ってもいいでしょう。黒、白、ベージュのシャツワンピは、どんなインナーとも合わせやすいので、とにかく使えます。丈はひざ下のものが、1枚で着るにも重ね着するにも使えます。

それからジャケットもヒップを半分包むくらいのほうが、こなれ感が出ていいでしょう。お尻まわりも守ってもらえますし、大人体型と相性がいいので、チェックしてみてください。

「上半身にゆとり、下半身にフィット感」の節で、大人の女性が体のラインがはっきり出る「フィット×フィット」のバランスのコーディネートをするのは、なかなか難しいとお話ししましたが、もちろんそのバランスが好きな人は、大人になったからといって、あきらめる必要はありません。

そういう場合は、先ほど紹介したような、ゆとりのあるジャケットや、ロングカーデなどで体を覆ってあげて、帳尻合わせしましょう。

体型を守ってくれる素材を味方につける

体のラインを出したくないときは、アイテムの素材感を意識するといいですよ。

ハリのある素材の服は、あまり体のラインをひろわないので、「守ってもらえる感」があります。

具体的には、レザーや厚手のコットン、チノ素材、しゃかしゃかのナイロン素材、スウェード素材などが、体のラインを隠してくれます。

逆にシフォンやレーヨン、レース、そしてハイゲージ(目が細かい)ニットなどは、体のラインが出やすい素材なので、ジャストサイズのものを選ぶとはっきり体型が出ます。もしこういう素材の服を着たいけれど、体のラインはあまり出したくないという場合は、1サイズ上のものを選んだり、体が中で泳ぐくらいのサイズを買うといいでしょう。

ヒールの靴が苦手な人に

ヒールの靴は、履くだけで足が長く見える効果があるので、体型カバーにはもってこいです。ヒールの靴を履くときゅっとお尻が締まり、ふくらはぎの位置が上がるので、体を鍛える意味でも時々履いたほうがいいと思います。

ゆるい服ばかり着ていると体が甘えてだんだんたるんでくるのと同じで、スニーカーばかり履いていると脚はどうしてもゆるんできます。

でも、事情があって高いヒールが履けない人、苦手な人もいると思います。そういう場合は、フラットシューズでもいいので、形がポインテッド(つま先が尖った)のものを履いたり、甲が広めに見えるタイプのものを選びましょう。これだけでも、足先がシャープな印象になり脚長効果も狙えます。

足元はファッション全体の印象の20パーセントを占めます。この足元を、スニーカーやスリッポンから、このようなポインテッドに変えるだけで、全身のバランスが変わって見えますよ!

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山本あきこ『これまでの服が似合わなくなったら。 「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!』

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、 "自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです!  1万人以上を変身させてきたスタイリストによる大人女性の魅力を底上げするファッション術。 ・肝になるのは「ほどよい色気」 ・最初に見直すべきは髪の毛 ・細い部分は「探して、出す」 ・似合わない色にとらわれない ・見た目と内面が一致すれば幸せになれる

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山本あきこ スタイリスト

1978年生まれ。女性誌や広告など多くの媒体でスタイリストとして活躍した実績と経験を持つ。その経験を活かし、モデルだけではない様々な人たちに似合い、取り入れやすい独自のコーディネート理論を確立。
「センスは持って生まれたものではなく鍛えられる」という信念のもと、一般の女性向けにスタイリングアドバイスを行う活動を開始。予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れないスタイリスト」に。
「どんな人でもいつからでもおしゃれになれる」をモットーにこれまで1万人以上の女性たちを変身させてきた。作ったコーディネート数は20万を超える。
著書に『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』『毎朝、服に迷わない』『暖かいのにおしゃれになれる』(いずれもダイヤモンド社)がある。

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