1. Home
  2. 生き方
  3. 南極調理隊タテヤの越冬日記
  4. 1年で一番忙しい1カ月

南極調理隊タテヤの越冬日記

2015.04.16 公開 ツイート

特別編・前編

1年で一番忙しい1カ月 竪谷博


 1月16日。朝から全員作業で、1年分のプロパンガスを交換します。


 プロパンガスはとても重いので、持つ位置や転がすコツがあります。


 約70本のボンベを手作業で無事に交換完了!


 1月の観測史上では最大のブリザード襲来! 最大瞬間風速51mを記録しました。


 ブリザードの影響で、このあと「しらせ」も全く見えなくなりました。


 1月20日。雪上車による氷上持ちかえり物資の最終日。「最後まで安全に!」 気持ちを団結して輸送作業が開始されます。


 動かなくなった車両が持ち上げられました。


 次々に重量物資が運ばれていきます。


 各重機があわただしく動き回ります。


 いよいよ終盤!


 作業が終わると南極の静けさが戻ります……。


 オーロラを観測する大型のHFアンテナ。


 太陽の光を浴びて光る氷山。


 数日後、大型ヘリによる輸送が始まります。


 昭和基地と「しらせ」の間を、約30分間隔で休まず往復します。


 船上では10分ほどで荷物を積み込み、すぐに飛び立ちます。


 1月24日。メインの輸送が終了! 「しらせ」乗組員をねぎらうお疲れ様会です。


 とても賑やかに夜は更けていくのでありました……(^^)

{ この記事をシェアする }

南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

バックナンバー

竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP