12月31日。除夜の鐘。1月1日。東オングル神社へ初詣。


おせち料理も堪能しました。



東京までは直線距離で約14000km!

1月4日。この日、ついに悲願が達成されました。「しらせ」が3年ぶりの接岸を果たしたのです。往路のラミング回数は2227回! ラミングというのは、艦をいったん200~300m後退させたのちに前進し、助走をつけて艦首を氷の上に乗り上げ、その重みで氷を割って進むという、体当たり航法です。

南緯69度00分23秒、東経39度37分05秒。ここに接岸す。

接岸と言っていますが、実は岸壁に着いたわけではありません。昭和基地のタンクと「しらせ」をパイプでつないで、燃料を直接送れる距離(基地から1km以内の沖)に到達することを「接岸」と呼びます。53次、54次では、基地周辺の厚い氷と雪のために、約20kmの沖合までしか接近できず、燃料や機材の不足が深刻な状況になっていました。
1月5日。深夜、氷が締まるのを待って、休む間もなく、雪上車による氷上輸送が開始されるのであった!

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南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。
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