うつの体調不良で苦しんでいた数年間は、生活の他の部分でも大変だった。仕事が少ないので常にお金の心配をして節約していたし、友だちがなかなかできず、できてもネガティブな態度を取りがちで関係が続かなかった。そして、本の出版もなかなかうまくいかなかった。そうした不調も、うつからの回復を遅らせたし、回復が遅いことが生活や仕事に支障をきたす原因にもなった。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
 - 今すぐ会員登録して続きを読む
 - 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
 
料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。

うつ病になったら、料理がまったく出来なくなってしまったー。食をテーマに執筆活動を続ける著者が、闘病生活を経て感じた「料理」の大変さと特異性、そして「料理」によって心が救われていく過程を描いた実体験ノンフィクション。
- バックナンバー
 - 
						
						
						
- ひとは必ず、うつ病から立ち上がれる(香山...
 - 「選ぶ」は、かなり難しい【再掲】
 - 食い意地が生きる力を取り戻す【再掲】
 - 36歳、うつ発症!【再掲】
 - 料理は億劫であり、同時に楽しいものである...
 - 料理は楽しいものだと思い出した日のこと
 - 家事分担は「量」だけでは語れない
 - 料理研究家・辰巳浜子さんの本から学んだ料...
 - 「底つき」の馬鹿力
 - 二つの震災とうつ
 - うつと自分を切り離して考えるようになって...
 - 外食の効能について考える
 - 料理情報の波に溺れて病まないために
 - 「ていねいな暮らし」になぜ私たちは愛憎を...
 - 生まれてはじめて「生きてて良かった!」と...
 - なぜ日本のキッチンはやる気を奪うのか
 - 鍋を食べ終えるために床に寝転ぶ。
 - しんどいときは一汁一菜に頼ってきた
 - ワンパターン献立に救われる
 - 「献立を考える」は何故ハードルが高いのか
 - もっと見る
 
 

					
					



					
					
					





