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料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。

2020.03.29 公開 ポスト

生まれてはじめて「生きてて良かった!」と思った日阿古真理(作家。生活史研究家。)

私が母にうつを告白したのは、病院通いを始めて2年ほど後だった。話さないほうがいい、という夫婦の約束を破ってしまったのは、仕事の展望も見えない中、不安感に支配されてしまったからだった。

うつの不安感はかなり強烈だ。不安の波が押し寄せると、1人でいることが耐えがたくなってしまう。最初の数年、私は日中に耐えられなくなって、学生時代からの友だちに電話をし、おしゃべりにつき合ってもらうことがよくあった。夫に飲み会をキャンセルしてもらって、そばにいてもらったことや、寝室に独りでいられず、夜も原稿を書く夫の横で寝転がっていた時期もある。

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阿古真理『料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。』

36歳、うつ発症。 料理ができなくなった 食文化のジャーナリストが 発見した22のこと。 家庭料理とは何か。 食べるとは何かを見つめた 実体験ノンフィクション。

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料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。

うつ病になったら、料理がまったく出来なくなってしまったー。食をテーマに執筆活動を続ける著者が、闘病生活を経て感じた「料理」の大変さと特異性、そして「料理」によって心が救われていく過程を描いた実体験ノンフィクション。

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阿古真理 作家。生活史研究家。

1968年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部総合文化学科(社会学)を卒業後、広告制作会社を経てフリーに。1999年より東京に拠点を移し、食や生活史、女性の生き方などをテーマに執筆。著書に『昭和育ちのおいしい記憶』『うちのご飯の60年 祖母・母・娘の食卓』『昭和の洋食 平成のカフェ飯 家庭料理の80年』『「和食」って何?』『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』『料理は女の義務ですか』『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年』『パクチーとアジア飯』『母と娘はなぜ対立するのか 女性をとりまく家族と社会』など。

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