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古典にすべてが書かれている。

2020.04.26 公開 ポスト

研究機関のウィルスが巻き起こす異常事態と人類絶滅。小松左京SFとは異なる結末を願う坂口孝則

今回取り上げる古典:『復活の日』(小松左京)

名著とは自分を再発見させてくれるもの

だいぶ前に読んだ本のうち、ある瞬間にふたたび思い出すものがある。読んだ瞬間には、その重要性もわからず、ただただページをめくるだけだったにもかかわらず、人生のある瞬間でふと心にひっかかる本。

たとえばボブ・グリーンの『ボブ・グリーンの父親日記』。これは20代の後半に読んだ。当時、氏の文体を研究していた私は、氏の著作をできるだけ集めていた。30代の前半で結婚して子供が生まれたとき、ふと思い出して同書を再読してみた。驚いた。

初読時には、まったく気にもとめなかった箇所が、父親になった私に襲いかかってきた。両親との葛藤、娘への戸惑い、仕事と育児の両立……などなどが、切羽詰まった声として私の耳に届いてきた。もしかすると、自分にとっての名著とは、自分の人生が流れるなかで、自分を発見させてくれるものなのかもしれない。

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古典にすべてが書かれている。

古典の魅力とは何か? どんな古典を読むべきか? 古典初心者のための入門コラム 

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坂口孝則

1978年生まれ。調達・購買コンサルタント、未来調達研究所株式会社所属、講演家。大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買に従業。現在は、製造業を中心としたコンサルティングを行う。著書に『牛丼一杯の儲けは9円』『営業と詐欺のあいだ』『1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体』『仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。』『稼ぐ人は思い込みを捨てる。』(小社刊)、『製造業の現場バイヤーが教える調達力・購買力の基礎を身につける本』『調達・購買の教科書』(日刊工業新聞社)など多数の著書がある。

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