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サムライブルー 酔いどれ観戦記

2021.06.22 更新 ツイート

2021 W杯アジア二次予選 A代表 ヤシキケンジ

何年か前に、街でオナイウ阿道を見かけたことがある。

思ったより背が高く、笑顔が爽やか、EXILEにいそうな感じだった。

いや、そんなどうでもいいことが言いたいわけではない。

大迫不在のA代表で、初ゴールから6分間でハットトリックという大迫でもできなさそうな大活躍をしたオナイウを見て、そういえば最近の代表選手でハーフの人をあまり見かけなかったので、何やら新鮮な感じがしたのだ。

 

控えメンバーにもシュミット・ダニエルやU24には鈴木彩艶もいる。

思い返せば日本代表のサッカーは大体いつも、ハーフや外国籍から帰化した人が一人くらいはいたものである。

リアルタイムで見ていただけでも、ラモス瑠偉、呂比須、三都主、闘莉王がいた。

帰化した選手は当時の代表で間違いなくスタメンに名を連ね、日本サッカーの底上げをしてきたのは間違いない。

しかし、A代表に居るハーフや帰化選手は、1人2人といった謙虚な構成ではある。

その点、中国なんかは今回の二次予選メンバーに帰化選手を5人も登録していたりして、今回の二次予選を勝ち抜いてちゃっかりと最終予選進出を決めている。

中国はなり振りかまわない。そのうち半分以上の選手が帰化選手なんていうことも近い将来に実現してもおかしくはない気配もする。

 

他のスポーツに目を向けると、大坂なおみや八村塁などハーフの選手が活躍する機会も多くなっている。

ラグビー代表なんかは代表の半分ほどの選手が帰化や海外出身の選手だった。

リーチマイケルは帰化しているが、名前は漢字表記ではない。帰化した際、名前の表記は基本的には個人の自由らしい。

その点、サッカー選手の帰化した選手の無理やり漢字に直した表記がいい。おそらくはキラキラネームのはしりなのではないだろうか。

もしあの外国人選手が日本に帰化したら、どんな漢字表記になるか妄想したことがある人も結構いるはずだ。

パッと思いついた選手を漢字名に置き換えてみる。

ネイマール→寧魔流
メッシ→滅私
ハーランド→覇乱怒
ドログバ→泥愚場
ベンゼマ→便狭
デ・ブライネ→太来寝

メッシは、THE日本という謙虚な感じがして良い。

ハーランド(覇乱怒)などストライカー然とした強そうな名前で得点を量産しそうな気がするし、ネイマールに至ってはどこかにそんな名前の子供がいそうな感じがしないでもない。

ひらがな、カタカナ、漢字という複雑な日本語表記の成り立ちの味わい深さに感じいる。

 

現在開催中のEuroなどをチラチラ見ていると、クラブチームのシーズンが終了したばかりだというのに今度は国の代表として外国に出向いたりして削り合う姿を見ていると、サッカー選手は他のスポーツ選手よりも「明らかに働きすぎ」であるような気がしてくる。

日本も7月頭には最終予選の組み合わせが決まり7月には五輪本番。まだまだ代表熱が途切れないスケジュールになっている。

選手たちは実に大変そうだと、応援する気持ちよりも労いの気持ちがこみ上げてくる。

 

この6月までの怒涛の連戦を振り返ってみると、幾度か得点チャンスがありながらことごとく外してきた浅野がキルギス戦で得点を決めて、久しぶりにジャガーポーズを見た。

久しぶりに見たせいか、浅野の嬉しそうなニヤニヤとした顔と相まって、あのゴールパフォーマンスがなんだかいやらしく見えて仕方なかったのである。

私は試合自体は割と真剣に見ているはずなのだが(お酒は飲みながらだけども)、試合が終わってからつらつらと試合を思い返していると、実にどうでもいいことばかりを考えてしまうことが多い。

こういうどうでもいいことを考えさせてくれるのも、サッカーの魅力のひとつなのだ。

少なくとも私にとっては、そうなのである。

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