1. Home
  2. 社会・教養
  3. サムライブルー 酔いどれ観戦記
  4. A代表 VS U24代表、U24ガーナ代...

サムライブルー 酔いどれ観戦記

2021.06.11 更新 ツイート

A代表 VS U24代表、U24ガーナ代表 ヤシキケンジ

とにかく試合数が多すぎる。

5月末のミャンマー戦から6月半ばまでのわずか2週間ほどの間に、A代表とU24の両チームで、計7試合もある。

W杯予選やオリンピックに向けてスケジュールを詰め込まないといけない事情は理解できるのだが、それにしても凄まじいペースで代表戦が行われている。

やる方は当然大変なのは分かるが、見るだけのこちら側も相当タイトなので、もう少し考えて欲しいものである。 下手すると、3日で2試合なんていうタイミングもあったりする。

 

週末に木曽路ですき焼きを食べたばかりなのに、週明けにいきなりステーキ、そして今週もまた肉肉肉……というような怒涛の代表カロリー摂取で、これが来月の五輪まで続くことを思うと、胸焼け&胃もたれ必至で真夏を迎えてしまうだろう。

コロナ禍で夜出歩くこともままならない現状、家でサッカー観戦する人も多少は増えたのではないだろうか。

そんな怒涛のペースを刻みながら、W杯最終予選の進出やA代表とU24の兄弟対決という見応えのある試合が消化されていくなかで、やはり気になるのは「オーバーエイジ」。

吉田、酒井、遠藤というA代表でも不動のスタメン3人が先発したガーナ戦では、後方にオーバーエイジがどっしりと構えていたので、前線の若い選手たちの躍動が著しかった。

試合中、危ないファウルをした相手選手にすかさず詰め寄り襟首を鷲掴みにしてまで抗議した吉田を見ていると、さすがに頼もしいものだと感心した。

掴まれたガーナの選手は怯えたように肩をすくめていて効果はあったが、場合によっては吉田自身もカードを出される可能性もあったが、吉田がキャプテンとしてあれだけ熱い振る舞いをしてくれると、若い選手の士気も上がるだろう。

「やはりチームのためにできる行動だと思う。ああいうキャプテンの像は僕にない部分でもあるので、すごく勉強になる。見習うべき部分。僕もああいう熱い部分をしっかりと見せていくところで参考になると思います」

試合後、それまでU24のキャプテンだった中山雄太も言っていた。

そもそもオーバーエイジという制度って、一体何の為にあるのだろうか? 毎度オリンピックの度に忘れてしまっているような気がする。

で、調べてみると、プロ選手が五輪に参加することで、W杯の存在意義が薄くなることを危惧したFIFAとIOCの折衷案として「23歳以下限定」で「3人のオーバーエイジ選出可」ということになったらしい。

ちなみに女子サッカーには適用外だそうである。 普通の国際大会の上限人数は23人なのに、五輪では18人と少ない。そのうえGKは最低2人選出(通常3人)など、なにかと細かい五輪仕様のルール設定は、FIFAからのあからさまな嫌がらせ以外何ものでもない。

そんな訳の分からないルールならボイコットしようぜ、とはならない。 それがルールなのだと言われたら、世界各国それにきちんと従うしかないのである。

この日本のオーバーエイジ3人は、各ポジションで歴代の最高峰の人選であることに違いはなく、否応なしに期待値も上がる。

しかし、当然オーバーエイジはどの国も使えるわけだから、例えばグループリーグで対決するフランスなどが、金メダルを奪取する為に「ベンゼマ、グリーズマン、カンテ」などという豪華すぎるオーバーエイジを使ってきたりなんかしたら、日本のオーバーエイジ3人も霞んでしまう。

オーバーエイジは渋い人選になる傾向があるようだが、どうせ五輪はお祭りなのだからどの国も自国のA代表から選りすぐりの3人を参加させて欲しい。

そうやってあの手この手を駆使して五輪サッカー熱をブチ上げて欲しいものである。 そしてできることならば、少しでもコロナが収まり、少しでもいいから観客がいる光景が見たいと願うばかりである。

{ この記事をシェアする }

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP