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日本野球よ、それは間違っている!

2020.10.03 公開 ツイート

エプラーGMの解任で大谷翔平の将来はどうなる? 広岡達朗

米大リーグの短い公式戦が終わった9月27日(現地時間)、エンゼルスのビリー・エプラーGM(ゼネラルマネジャー)が解任された。

エプラーは2015年10月、GMに就任。2017年オフには、日本ハムから大谷翔平をポスティングシステムで獲得した。大谷が2018年オフにヒジのトミー・ジョン手術を受けたあとも、「大谷は順調だ。必ず二刀流で復活する」と楽観的な見通しを語り、日本から来たスーパースターの背中を押してきた。

そのGMも、大谷の復活失敗だけでなく、オースマス監督を1年で解任してマドン新監督を迎えた今季もア・リーグ西地区で4位と低迷し、6年連続でプレーオフ進出を逃した。つまりエプラーは、オーナーから多額の予算と現場を統括する権限を任されていながら、チーム強化の結果を出せなかった責任を問われたのだ。

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広岡達朗

1932年、広島県呉市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。学生野球全盛時代に早大の名ショートとして活躍。54年、巨人に入団。1年目から正遊撃手を務め、打率.314で新人王とベストナインに輝いた。引退後は評論家活動を経て、広島とヤクルトでコーチを務めた。監督としてヤクルトと西武で日本シリーズに優勝し、セ・パ両リーグで日本一を達成。指導者としての手腕が高く評価された。92年、野球殿堂入り。『動じない。』(王貞治氏・藤平信一氏との共著)、『巨人への遺言』『中村天風 悲運に心悩ますな』『日本野球よ、それは間違っている!』『言わなきゃいけないプロ野球の大問題』(すべて幻冬舎)など著書多数。新刊『プロ野球激闘史』(幻冬舎)が好評発売中。

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