「月が綺麗ですね 綾の倫敦日記」を連載中の鈴木綾さんのはじめての本『ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた』が5月11日に発売になります。連載にたくさんの書き下ろしを加え、新しく生まれ変わりました。
母国の大学を卒業後、現金20万円とスーツケースひとつで日本にやってきた綾さん。そこからシェアハウスを探し、仕事を探し、6年間日本で生活しました。でも日本のいろんな息苦しさが限界に。脱出してロンドンにたどりつきます。
女性が知らない街でキャリアを築くこと。人生の冒険を続けること。そのなかでの考察が鋭くもユニークに綴られています。
帯には、ライターのひらりささんが推薦のコメントをくださいました。
いっしょに笑って、ときどき背中を押されて。
綾さんの文章は、長年の親友みたいに凛々しくてやさしい。
まずは目次をご紹介します。発売日を楽しみにお待ちください。
『ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた』目次
プロローグ 「月が綺麗ですね」
ロンドンの街の生きづらさは漱石の時代から変わらない
日本が無視する、海外でキャリアを積む優秀な日本の女性たち
「女らしさ」の問題はどこに行ってもぶつかる
アリアナ・グランデが20・30代の専門職女性に好かれる理由
独身者を差別するイギリスの「パートナー文化」
私は折り紙付きのサボテン・ミレニアル
女性がリーダーに選ばれるためにすべき質問とはっきりした表現;
イギリスが惹かれる「金継ぎ」という日本の美の哲学
そして誰もいなくなった
ロンドンを止めたコロナ禍
高学歴、白人、イギリス人男性の人生の歩き方
変わり者たちの変わった家族のかたち
「典型的なロンドン人」なんていない――東ロンドンという街
イギリス人が好きなビスケットをポスト・モダンに考えてみる
かつては白人男性の特権「会員制クラブ」をミレニアルならどう使う?
右翼のロメオ、左翼のジュリエット――政治と恋愛と分断と
「読書」を資本主義の道具にするってイマイチ
本当に地球を救いたいなら受けいれるべきこと
私たちは油断するとすぐにステレオタイプに囚われてしまう
エピローグ 解決策は恋じゃなかった
ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた
大学卒業後、母国を離れ、日本に6年間働いた。そしてロンドンへ――。鈴木綾さんの初めての本『ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた』について
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