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#こんな時だからこそ読みたい本 幻冬舎社員リレー

2020.05.09 公開 ポスト

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コロナ対策でも頑張る女性たちへ感謝と賞賛の気持ちを込めて(出版局・山村寿一)幻冬舎編集部

14人目は、出版局の山村寿一です。

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日本に男女雇用機会均等法が成立して今年で35年。そして、今回の新型コロナにおいても、女性がリーダーの国は、現実的でかつ思いやりのある政策を迅速かつ的確に実行しています。 そんな頑張っている女性たちへの賞賛と激励、そして感謝の気持ちで4作品を選びました。

 

名付けて「闘う女性」4部作。『蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)』(周防柳・角川春樹事務所)『雑賀の女鉄砲撃ち』(佐藤恵秋・徳間書店)『明治乙女物語』(滝沢志郎・文藝春秋)『あとは野となれ大和撫子』(宮内悠介・KADOKAWA)の4作品です。それぞれ題名に、娘、女、乙女、大和撫子とあるように、どれも主人公とその周囲を取り巻く魅力的な女性たちが、「闘い」の渦中に身を置いて縦横に躍動する物語。 飛鳥、戦国、明治、そして現代の異国と、時代と舞台は違えど、4作品ともヒロインが「強大なる敵」と闘うということでは同じです。闘う相手は、時の絶対権力者、岩盤のように強固な社会制度や因習、民族紛争に環境問題など世界的課題です。それらに挑み、闘う姿はとてもカッコイイ! のです。

この4作品のヒロインの“強さ”を得るには今、何をすればよいのでしょうか?『弱いつながり』(東浩紀・幻冬舎)にそのヒントがあります。グーグールにリコメンドされない自分だけのワードを見つけることが重要。そのために、旅に出て人に会うこと(ノイズを入れる)。自分を壊しながら新しいものを獲得し、そして初めて新しい時代を築くことができると。『人生を面白くする 本物の教養』(出口治明・幻冬舎)でも「人生は本・人・旅である」と。

ただ、新型コロナで、なかなかな「人」に会えず、「旅」にも出られません。今できることは、「本」です。新型コロナ収束後は、思いっきり「人」「旅」、そしてもっともっと「本」を!

周防柳『蘇我の娘の古事記』

栄華絶頂の蘇我氏が討たれた乙巳の変から数年。緑あふれる野中の里で国史編纂に力を注ぐ父のもと、ヤマドリとコダマの兄妹はすくすくと育っていた。盲目の妹コダマは一度聞いたことはけっして忘れない聡耳の持ち主で、物語を愛する美しい少女へと成長する。だが日本の黎明に揺れる政争が、彼女を数奇な運命へと導いて―。時を越えて愛される日本神話の数々と、激動の世を生きたひとりの女性を鮮やかに描く長篇小説。続々重版した話題作が、待望の文庫化。

佐藤恵秋『雑賀の女鉄砲撃ち』

紀州雑賀は宮郷の太田左近の末娘・蛍は、鉄砲に魅せられ射撃術の研鑽に生涯をかける。雑賀衆は、すぐれた射手を輩出する鉄砲集団だ。武田の侵攻に対し織田信長が鉄砲三千挺を揃えたと聞いた蛍は、左近に無断で実見に赴き、三州長篠で武田騎馬隊が粉砕される様子を目の当たりにした!信長、家康を助け、秀吉、雑賀孫一と対立。戦国を駆け抜けた蛍はじめ四姉妹の活躍を描く歴史時代冒険活劇。

滝沢志郎『明治乙女物語』

西欧化の波が押し寄せる鹿鳴館時代。女高師で学ぶ咲と夏は、学校生活を謳歌していた。ある日、森有礼主催の華やかな舞踏会に出席した二人は爆発事件に遭遇。それは、明治を揺るがす事件の幕開けだった―。東京、横浜、下田を舞台に繰り広げられる青春ミステリー。選考委員の圧倒的支持を得た松本清張賞受賞作。

宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』

中央アジアのアラルスタン。ソビエト時代の末期に建てられた沙漠の小国だ。この国では、初代大統領が側室を囲っていた後宮を将来有望な女性たちの高等教育の場に変え、様々な理由で居場所を無くした少女たちが、政治家や外交官を目指して日夜勉学に励んでいた。日本人少女ナツキは両親を紛争で失い、ここに身を寄せる者の一人。後宮の若い衆のリーダーであるアイシャ、姉と慕う面倒見の良いジャミラとともに気楽な日々を送っていたが、現大統領が暗殺され、事態は一変する。国の危機にもかかわらず中枢を担っていた男たちは逃亡し、残されたのは後宮の少女のみ。彼女たちはこの国を―自分たちの居場所を守るため、自ら臨時政府を立ち上げ、「国家をやってみる」べく奮闘するが…!?内紛、外交、宗教対立、テロに陰謀、環境破壊と問題は山積み。それでも、つらい今日を笑い飛ばして明日へ進み続ける彼女たちが最後に掴み取るものとは―?

東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』

「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、ネットの検索ワードさえグーグルに予測されている。それでも、たった一度の人生をかけがえのないものにしたいならば、新しい検索ワードを探すしかない。それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりだ――。SNS時代の挑発的人生論。

出口治明『人生を面白くする 本物の教養』

教養とは人生における面白いことを増やすためのツールであるとともに、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。六十歳にして戦後初の独立系生保を開業した起業家であり、ビジネス界きっての教養人でもある著者が、読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、知的生産の方法のすべてを明かす!

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