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日本野球よ、それは間違っている!

2019.09.28 更新 ツイート

原巨人はCSと日本シリーズを前に課題だらけ広岡達朗

5年ぶりのセ・リーグ優勝が決まったとき、原辰徳監督は大粒の涙を流した。名門復活のために3度目の采配を振るっただけに、責任を果たして感極まったのだろう。

私も古巣の優勝は嬉しいが、巨人の現状には課題も多い。今シーズンを振り返ると6月18日以降は最後まで首位を守り、9月21日に2位・DeNAを突き放して5ゲーム差でゴールインした。一見、楽勝に思えるが、私にいわせればカープの失速に救われた辛勝だった。

折れた大黒柱・菅野は復活できるか

野球の勝負は70%が投手で決まるといわれている。これからCS(クライマックス・シリーズ)を迎える巨人の課題は、ペナントレースから引きずってきた投手力だ。誤算は、昨年まで絶対エースといわれた菅野智之の挫折である。V決定を目前にした9月15日の阪神戦では4回6安打4失点でKOされ、翌日には今季3度目の登録抹消となった。

菅野が初めて「腰の違和感」で登録を抹消されたのは5月21日。6日前の阪神戦に5回2/3で4ホーマー、自責点7で惨敗したときだ。

私は当時、この連載で「巨人・菅野の復活は肥満体質の改善が先だ」と題し、「(前略)菅野は二軍での調整中に腰痛の原因を究明できたのかということだ。(中略)原因を突き止め、適切な治療をしておかなければ再発する」と警告した。

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広岡達朗

1932年、広島県呉市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。学生野球全盛時代に早大の名ショートとして活躍。54年に巨人に入団、1年目から正遊撃手を務め、打率.314で新人王とベストナインに輝いた。引退後は評論家活動を経て、広島とヤクルトでコーチを務めた。監督としてヤクルトと西武で日本シリーズに優勝し、セ・パ両リーグで日本一を達成。指導者としての手腕が高く評価された。92年に野球殿堂入り。『動じない。』(王貞治氏・藤平信一氏との共著、幻冬舎)、『巨人への遺言』『中村天風 悲運に心悩ますな』『日本野球よ、それは間違っている!』(すべて幻冬舎)など著書多数。新刊『言わなきゃいけないプロ野球の大問題 巨人はなぜ勝てなくなったのか?』(幻冬舎)が発売中。

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