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惑星シベルのグッド・犬・ハンティング

2020.11.19 更新 ツイート

『マリー・アントワネット』の故郷の一番の心残りは犬。 惑星シベル

映画と犬好きの漫画家・惑星シベルによる、映画に出てくるグッドな犬(略して"グッ犬")をレビューするコミック・エッセイ!

*   *   *

こんにちは! 惑星シベルです! すっかり寒い季節になりました……今年も残すところあとわずか……。

さて本日の作品は、キルステン・ダンスト主演、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』です!

 

日本での劇場公開は2007年です。惑シベが見たのも10年ほど前なので、犬……出ていた気がする……くらいの淡い記憶でした。

が、いっっっっっぱい出ておりました、犬!!!! ロココ・犬・パラダイスがここにはあった……!

本日のグッ犬は「モップス」です! か……可愛い……。ちっちゃ~い……。

赤ちゃんのようなパグ犬ちゃんです! 女の子だと思います!(予想)

キルステン・ダンストとパグ犬の相性がまた良いんですよね……。

パグの尻尾かわいいですよね~! お顔見ると短い尻尾なのかなと思わせておいて実際は柴犬みたいにくりんと丸まっててフサフサで……!

マリー・アントワネットがまだオーストリアに住んでいた頃の愛犬で、映画開始すぐに出てきます!

(むしろ冒頭にしか出てきません。。。)

朝、マリー・アントワネットが目を覚ますとモップスが横にいます。きっといつも一緒に寝てるんだなあ~。

そして抱きしめて二度寝の雰囲気……最高の朝ですね。

(うちの犬は一緒に寝てくれません。わたしが一緒に寝てるイケアのサメのぬいぐるみを殺そうとするので。)

着替え中も、モップスと遊びながら……そして廊下を歩いてる時も後ろから追いかけて走り回るモップス。

いつも一緒なのがすごくわかる……!

 

その後、マリー・アントワネットはフランスに嫁ぐことになり、馬車で向かいます。

馬車の中でも膝の上にはモップス! そっかそっか連れて行くんだね……大好きだもんねモップスのこと。

モップス、首にリボンつけていて……信じられないかわいさ……。

 

オーストリアとフランスの国境線上で”お引き渡しの儀式”が行われ、ここから正式にフランス側の人間になるようです。

オーストリアから持ってきた物は全て置いていきます。お連れの者にも別れを告げ、着てきたドレスも着替え……。

そして……抱いていたモップスも取り上げられてしまいます……ッ!!!泣

お連れの者たちには割とすんなり別れを告げます。覚悟していたんでしょうね。

しかしモップスを取り上げられた時は泣き出してしまうマリー・アントワネット……!

ここで「フランスではフランスの犬を何匹でもお飼いになれます。」と言われます。

そういうことじゃないの~! モップスがいいの~~~!!!!!!

でも、フランスの王妃になるということはそういうことなんだなって、よくわかるシーン……。

愛する愛犬もすべて捨てて行かなきゃいけないんだ……ヤダ~!!!!

 

この後モップスはもう出てこないのですが、フランスの犬たちがたくさん出てきます。

マリー・アントワネットは犬好きなんだな~! フランスで飼ってる犬の中に真っ黒なパグちゃんがいます。さてはパグ好きだな?!

でも史実ではマリー・アントワネットはパピヨンが好きで飼ってたというのをよく見るので、監督や演出家がパグちゃん好きなのかな~!

パグ犬というチョイスめちゃくちゃいいです! 画面的に! こだわりを感じました。

 

しかしフランスに行った後もマリー・アントワネットが「モップス」はまだ来ないの? って言ってるシーンがあります。

モップスもフランスに来れるように申請してるんだ……?! 来ることはないのですが……。

この時マリー・アントワネットは、まだ何かを諦めてない感じがするんですよね。オーストリアの感じが残っているというか……。

この後いろいろ吹っ切れたのかフランス王妃の生活に雰囲気に順応して行くために豪遊したり……もうモップスの名も出すことはなくなります。

 

モップスの存在により、マリー・アントワネットが捨てたものを感じてなんだかせつなくなっちゃいました……。

犬の存在、でかい……! 体はちっちゃいけれど~!

 

ちなみに今回のモップスは、2006年のパルム・ドッグ賞を受賞しております! 拍手!!!

本日の犬《モップス》のグッド・犬・ポイント

くるりんとしているふさふさの尻尾!

走るときちょっと立つ♩

リボンをつけた姿が赤ちゃんのような可愛さ……!

『マリー・アントワネット』

オーストリア・ハプスブルグ家の末娘マリー・アントワネットは14歳で、フランスのルイ・オーギュスト(後のルイ16世)と結婚。格式を重んじるヴェルサイユ宮殿での生活に始めは戸惑うものの、盛大な晩餐会やファッションリーダーとして贅沢三昧の日々を送っていた。4年後、ルイ15世は急逝し、若いふたりは王位を継承する。ほどなくしてマリーは待望の世継ぎを出産。わが子を心の拠り所とするのだが、魅力的なフェルゼン伯爵と逢瀬を重ねたこともあった。一方、財政難に困窮したフランス国民は各地で暴徒と化していき……。誰もが知ってる歴史上のマリー・アントワネット。そのきらびやかな宮殿生活とは裏腹に、妻、母、そしてひとりの女性として揺れ動く心にフォーカスした作品。
80年代のUKロックに、"マカロン"カラーの映像をのせてスタイリッシュに描く。

関連書籍

惑星シベル『惑星シベルのグッド・犬・ハンティング 映画に出てくる犬だけレビュー』

★★★この連載が書籍になりました★★★ 犬なくして映画は語れない! 映画と犬好きの漫画家 惑星シベルが、映画に出てきた“犬”だけをレビュー。 『ウォレスとグルミット』など犬が主役の映画はもちろん、『ロッキー』の愛犬バッカス、『マスク』の相棒マイロ、さらにはワンシーンだけしか出てきていない犬や、主人公を窮地に追い込む犬でさえ愛でてしまう、犬への偏愛が詰まったコミックエッセイ。 幻冬舎plusの連載『惑星シベルのグッド・犬・ハンティング』で公開された記事13本に、2本の書き下ろしや描き下ろしイラスト「グッド・犬・チェキ」を加えて再編集した、映画フリーク&犬フリーク必携の1冊。

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惑星シベルのグッド・犬・ハンティング

はじめまして!惑星シベルです!
映画と犬が好きと公言していたら、このような素敵な連載が始まりました〜!ヤッタ〜!
新しい映画から古い映画まで、ジャンル問わず、ゆるく激しく(?)出てきた犬を追いかけていきますので、見てやってくださいね。トイレとかで。
まだその映画を見ていない人に気を使いつつも基本的にネタバレはします〜!(するんかい)

書籍化のため、連載の一部は公開を終了させていただきました

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惑星シベル

生まれも育ちも北海道。2018年「月刊!スピリッツ」(小学館)にて漫画家デビュー。10年間、東京で楽しい日々を過ごしたのち、北国へ舞い戻り大人しくない犬と大人しく暮らしている。

今後の活動はTwitter @waku_sibe にて。

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