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惑星シベルのグッド・犬・ハンティング

2021.09.12 更新 ツイート

一瞬で心に何かを置いていく犬。『チャッピー』 惑星シベル

映画と犬好きの漫画家・惑星シベルによる、映画に出てくるグッドな犬(略して"グッ犬")をレビューするコミック・エッセイ!

*   *   *

こんにちは! 惑星シベルです!

北国は秋の風が吹いております。前回は毎日暑いって言っていたのに……今年ももう終わりますね……。

 

 

本日の作品は2015年公開の『チャッピー』です! ニール・ブロムカンプ監督作品で、ラップ・グループ“ダイ・アントワード”のメンバー、ニンジャとヨーランディが出演しております。

この2人が主人公のチャッピー(ロボット)を育てるんですが、それがとても良くて……。アートワークや音楽もダイ・アントワードが担当しているのでそれも最高です!!! ちなみに今回のグッ犬は本当に一瞬しか出てきません!!!!!!

しかしめちゃくちゃ惑シベの好み犬!!!

本日のグッ犬は、名前も出てこない野良犬です……。

一瞬しか出てきません。。。しかしその一瞬にめちゃくちゃグッッッッときまして……。

 

まずこれは近未来のお話で、高性能な人工知能を組み込まれた警察ロボットが世の悪を取り締まっている世界。

主人公チャッピーというのは人間の知性を模倣した人工知能を埋め込まれたロボットなのです!

まだ試作品のチャッピーをストリートギャングが悪用するために起動するわけですよ……。

人間の知性を組み込まれているから起動後はまだ赤ちゃんなんですよね……。このチャッピーは可愛いです、、とても可愛い。

可愛いけどギャングに育てられるのでかなりとんでもねぇ育ち方をします。純真無垢な心と物理的なパワーが合わさってチャッピー、とんでもねぇ! です。

 

説明が長くなってしまいましたが……そんなチャッピーが一瞬だけ犬と触れ合うシーンがありまして。

ギャングが、まだ赤ちゃん同然のチャッピーに「現実の世界を教えてやる」と言って、スラムに置き去りにします……。つらい。

見た目だけは他の警察ロボと同じなので、スラムの少年たちに敵視され石を投げられ鉄パイプで殴られ、火炎瓶を投げられ……!

悲しい~!!! もちろんチャッピーは逃げます……。

うちに帰りたいと走って、逃げて、人気のない高台で独りポツンと座っていたら……! はいここ!!!!

ここで1匹の野良犬がやってきます。チャッピーの足元に弁当のゴミみたいなのが落ちてるので餌を求めてやって来たようですが……。

犬種も不明です……雑種でしょうか? 毛のぱやぱや具合にヨーロッパの血を感じます。

毛がモサモサ(ボサボサ?)の可愛い野良犬、、。チャッピーに近づいてクンクンしたり……。

 

傷心中のチャッピーは、恐る恐るも、優しく、その犬を撫でます。撫で撫で……。視点がチャッピーの視界に変わり、チャッピーが犬を認識しているのがわかります。

この犬、毛はボサボサですが首輪をしているので、元々人に飼われていた犬なんだろうなということがわかり、それがまたなんとなくチャッピーと重なる非常にエモーショナルなシーンでわたしはグッッッッと来ます。グッッッッ犬です。

こういう、一瞬だけどささやかな犬の役割、大事にしていきたい……(泣)

派手な活躍をするわけでも目立つわけでもなくスッと心に何かを置いていくグッ犬……かなり好きだなと実感したので、登場が短くてもどんどんピックアップしていこうと思います!

 

同じ監督の映画で『第9地区』も好きだったんですが、こちらの作品も同じような感じで犬が登場していた気がするんですが……。

まっっったく思い出せません! どうでしょうか。記憶違いでしょうか。これは確認しに行かねばなりませんね……!

登場していた際にはハントさせていただきたいと思います!!!

本日の犬《どこからともなくやってきた野良犬》のグッド・犬・ポイント

登場のタイミング、最高!
黒い模様の塩梅、毛のボサボサ具合がむしろキュート!!

『チャッピー』

2016年――犯罪多発地区、南アフリカ ヨハネスブルグに世界で唯一の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生。彼の名はチャッピー。起動したばかりのチャッピーは真っ新でまるで子供のようだが、彼の余命はたった5日間しかない。ギャングにさらわれたチャッピーは、ギャング式の生きる術を覚え加速度的に成長する。ただ「生きたい」と願うチャッピーの人知を超えた行動に、我々は衝撃の結末を目撃する。

関連書籍

惑星シベル『惑星シベルのグッド・犬・ハンティング 映画に出てくる犬だけレビュー』

★★★この連載が書籍になりました★★★ 犬なくして映画は語れない! 映画と犬好きの漫画家 惑星シベルが、映画に出てきた“犬”だけをレビュー。 『ウォレスとグルミット』など犬が主役の映画はもちろん、『ロッキー』の愛犬バッカス、『マスク』の相棒マイロ、さらにはワンシーンだけしか出てきていない犬や、主人公を窮地に追い込む犬でさえ愛でてしまう、犬への偏愛が詰まったコミックエッセイ。 幻冬舎plusの連載『惑星シベルのグッド・犬・ハンティング』で公開された記事13本に、2本の書き下ろしや描き下ろしイラスト「グッド・犬・チェキ」を加えて再編集した、映画フリーク&犬フリーク必携の1冊。

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惑星シベルのグッド・犬・ハンティング

はじめまして!惑星シベルです!
映画と犬が好きと公言していたら、このような素敵な連載が始まりました〜!ヤッタ〜!
新しい映画から古い映画まで、ジャンル問わず、ゆるく激しく(?)出てきた犬を追いかけていきますので、見てやってくださいね。トイレとかで。
まだその映画を見ていない人に気を使いつつも基本的にネタバレはします〜!(するんかい)

書籍化のため、連載の一部は公開を終了させていただきました

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惑星シベル

生まれも育ちも北海道。2018年「月刊!スピリッツ」(小学館)にて漫画家デビュー。10年間、東京で楽しい日々を過ごしたのち、北国へ舞い戻り大人しくない犬と大人しく暮らしている。

今後の活動はTwitter @waku_sibe にて。

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