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ご縁の法則

2019.06.20 公開 ツイート

2019年下半期 みずがめ座の運勢 真木あかり

 

ともに生きる人たちと、どうサスティナブルな関係を作っていくか

組織内での協調を大切にしたい気持ちと、個性的でありたい・目立つものを持っていたいという願い。およそ相容れないこのふたつの気持ちを胸のなかに持っているのがみずがめ座の人です。実際に「宇宙人」と呼ばれるほどユニークな発想と行動パターンを持ちながら、みんなの輪のなかにニコニコと溶け込んでいるようなことも少なくありません。個性的でありつつもけっこうな常識人でもあり、あなたと接する人がどこに注目するかによって、あなたの印象というものも大きく変わってくることでしょう。

 

今年は、みずがめ座の人にとって対人関係がクローズアップされる年。「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が、仲間や同僚、友人、知人などとの関係性を後押ししてくれる位置に巡ってきているからです。

 

といっても、新年度に入った頃から、あなたは対人関係においてどこか、モヤモヤとした気持ちを抱えやすかったかもしれません。これまではいろいろな人と分け隔てなく付き合っていくことが楽しく思えたのに、いまひとつ交友関係を広げることに希望が持ちにくくなるのです。とはいえ、そっと心の扉を閉じるようなときだって、人生には時折あって良いのだろうと思います。パンを焼くときに、こねた生地をしばらくあたたかいところに置いて発酵させるように、動かさずにそっと静かにしているときでしか生まれない、膨らまないものというのはあります。

 

こうした、どこか“閉じた”時期は8月上旬になると自然に解消していきます。ただ、不安にさせるつもりはないのですが、そこに至るまでの時期はなかなか平坦ではありません。7月8日から8月1日までは意思疎通がうまくはかれなかったり、呼びかけてもなかなか返事が来なかったりと、不安に陥りやすいでしょう。約束を白紙にされたり、すれ違いを感じたりすることもありそうです。一時的なものとはいえ、心の疲労が溜まっている人には辛さが厳しく感じられることでしょう。

 

この時期、あなたに心がけていただきたいのは「自分を愛する」ことです。昨年11月あたりから、あなたはどこか自分よりも誰か別の人を優先することが多くなっていたのではないでしょうか。それは決して自己犠牲という感覚を伴うものではなかったかもしれません。優しさだったり「放っておけない」という正義の気持ちであったりするのだろうと思います。ただ、そうしたことを長く続けていると、人はどこか疲弊していきます。他人に分けてあげられるものは、自分が持っているものだけですから。

 

吉野弘さんの「奈々子に」という詩に、下記の一節があります。

ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。
自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう
自分があるとき
他人があり
世界がある。

(「奈々子に」『吉野弘詩集』より)

 

親しい人々と関わり、協調し、ともに生きることで自分の世界を豊かに広げることができる2019年下半期。そういう時期だからこそ、自分を愛することを忘れずにいると、ブレずにいられます。人とともにあることに光が当たる時期だからこそ、その重要性もいや増すのだろうと私は考えています。12月3日まではぜひ、こうしたことを心がけていらしてください。

 

家族とは、組織とは。自由にそのかたちを作っていける

近代から現代に至るまで、家族のかたちはアグレッシブに変わってきました。家父長制の大家族がメインだった時代からわずか100年あまりで、核家族が主流に。同性婚や事実婚、別居婚など自由な関係性も、次第に広まってきています。こうした変化そのものに良い・悪いということはなく、それぞれの当事者がどう感じているか、不利益はないかといったことが大切なのでしょう。そして同時に、「自分たちならではの、家族のかたちを作る」という意識もまた、ひとりひとりが持つことでより幸せのかたちは明確になるのだろうと思います。

 

2019年春から、みずがめ座の人にはこうした、自分が所属する組織を自由に作り上げていくようなアイデアが宿り始めています。家族はもちろん、会社や趣味のサークルといった組織においても同様です。従来の当たり前にとらわれず、個人が自由に自分らしく生きるにはどうしたらいいのか。ときに今はまだ存在しない概念を作り出していくような、チャレンジの始まりとなるでしょう。

 

あなたではなく、あなたと一緒にいる人が「実はこうしたいと思っていた」と、要望を出すかたちであなたもまた変わっていく、というケースもあるかもしれません。自分や自分と関わる人たちが、どうすればより自由に自分らしく生きていけるのか――従来の家族制度や会社組織のやり方が、必ずしもベストとは限らないでしょう。今年に限らず、長い目でじっくりと「自分が拠って立つ場所」を、考えてみるといいだろうと思います。

 

未来に向けて今、種をまく

2019年の下半期は、あなたが想像する以上に活躍の場を広げていけるアクティブな年にあたっています。おそらくですが「未来」についてのアイデアも、モリモリと生まれることになるでしょう。ビジネスにつながりそうなアイデアがひらめいたり、やってみたいことが見つかったりするのだろうと思います。なかにはライフワークと呼べるようなものを見つけ、いつか形にしようと決意するのかもしれません。

 

それが実現に向かって動いていくのは、おそらくは2021年のこと。そこに至るまでの道のりとして、まずこの下半期は11月いっぱいまで、とことん未来を模索する時間にしたいところ。仲間と語り合うのも良いでしょう。ライフワークと呼べるものを持っている友達に、意見を求めるのも良いかもしれません。未来をともにできる仲間を増やしていくのも、素敵なことです。ひとりでいくら考えても、考えられる範囲というものは限界があります。仲間に恵まれる時期だからこそ、とことん語り合ってみましょう。

 

2019年12月3日、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星は居場所を移し、あなたは自分の内側で2019年に描いた未来を、確固たる夢としてあたため、育てていきます。それは本当にやりたいことなのか、自分にとって価値あることなのか。誰かに話すよりは、自分のなかでとことん考え抜くことで、純度を高めていけるはずです。ここからの1年あまりは、焦って何かを進めようとすると空回りするばかりで、せっかくの計画や見通しにも翳りがさしやすいでしょう。それよりも、よく考え気力・体力ともに充実させておくほうが良いのです。なぜなら……まだまだ先のことばかり書いて恐縮ですが、2021年はあなたのところに木星が巡ってくる、12年に一度のラッキーイヤーだからです。

 

運というものは、良い時期にしっかり行動を起こし、そうでない時期は現状維持に徹するのが基本。幸運期にふさわしいテーマを掲げ、しっかり取り組めるだけの気力・体力を養ってまいりましょう。さすがにちょっと内容が先のことすぎるでしょうか。でも、素晴らしい時期が巡ってくることが決まっているって、なんだか素敵なことではありませんか。

 

<恋愛運>

一見すると恋につながるご縁などなさそうなところに、チャンスがあるのかもしれません。何のてらいもなくホンネで話し合える友達、将来を語り合う仲間。同じプロジェクトに心血を注ぐ同僚。これまでは考えもしなかったような人にときめく瞬間は、どういったものでしょうか。夕日に照らされた顔が妙にカッコ良かった、シャツの袖から覗く腕に萌えた!! などいろいろあるかと思いますが、自分が放った熱意や思いを、その人にしかできないやり方で受け取ってもらえたときというのは、誰かに惹かれるきっかけのひとつではなかろうかと思います。なんでも話せる相手、同じ趣味を持つ人などは素晴らしいですし、そうした人との出会いを求めてSNSのグループやイベントに参加するのも効果的なアクションとなるでしょう。特に7月から8月にかけては、新しい出会いを得やすいはずです。それから、なんといってもクリスマスシーズンですね! とてもロマンティックな時間が待っているかもしれません。

 

カップルも、共通の趣味を持つのはこの時期、非常におすすめです。一緒にスポーツを楽しんだり、同じ音楽を聞いて盛り上がったり、きれいなものを見て「きれいだね」と言い合ったり。同じものを味わい、語り合うことで絆は深まっていきます。

 

また、将来を語り合うこと、なんの気兼ねもなく語り合える関係でいることは、この下半期には必須のポイント。それは、お互いの人生にコミットし、お互いを大切にすることを意味しているためです。もし今は障害のある関係であったとしても、お互いのことをしっかり考えている人であれば、これからについて口に出すことでしょう。ただ、もしそうしたことを考えるつもりがないと公言していたり、話そうとしてもあからさまに嫌な顔をなさったりする方であれば、今後はフェードアウトに向かっていくことになります。それは決して不幸なことではなく、あなたが本当に幸せな人生を生きていくために、どうしても避けることのできない通過点です。「自分を大切にする」という選択肢はいつもあなたのもとにあるということを、どうか忘れないで。

* * *

月ごとの詳しい恋愛運、運をよりよく使っていく方法、今が辛いという方へのアドバイスについては、電子書籍で書いております。こちらもぜひ、ご参照ください。

 

<仕事運>

これからの仕事を面白くできるか、好きなことでご飯を食べていけるか。そういった、未来の可能性をグッと広げられるかどうかというのは、この下半期の過ごし方にかかっていそう。この秋はみずがめ座の人にとって大きなチャンスが巡ってくるタイミングであり、とても忙しくなるのだろうと思います。とはいえ、目の前のことで忙殺されていては、なかなか将来のことなど考える余裕はないものです。考えたとしても、近視眼的に小さくまとまっていては自分の未来がかわいそうです。自分にしかできないことはなんだろうかと常に考え、浮かんだアイデアはすぐメモに残しておく、人に話すといったことを意識していけるといいですね。忙しくても、夢を語り合える仲間との時間は絶対に確保するというのも大事です。

 

少し詳しく、時期的なことを見ていきましょう。夏の間は対人関係を大切に。この時期は大きく人脈を広げていくよりも、すでに交流がある人との関係を大切にしたいとき。SNSや電話などで誰もが即座につながれる時代だからこそ、たとえば「この人と話している間はスマホもパソコンも見ず、電話にも出ずに話にだけ集中するぞ」という姿勢が大事になってきます。

 

仕事運が好調なのはなんといっても10月。自分にとって大きなキャリアの転換点となりそうなビッグプロジェクトに大抜擢されたり、難しい課題に取り組むことになったりしそうです。周囲からの期待も高まるときですから、しっかり応えていけると素晴らしいだろうと思います。

 

より詳しい運気の流れは「月ごとの仕事運」のなかで述べますが、みずがめ座の人にとって、仕事というものは単純にお金を稼ぐためだけのものではありません。ワクワクするようなアイデアを実現したり、人生かくあるべきという理想をかたちにしたりすることに、強い関心を寄せます。これらは待っているだけでは、なかなか訪れることのない機会でしょう。あなたの思いをかたちにすることができる仕事を、場所を、しっかり作っていけるといいですね。

* * *

月ごとの詳しい仕事運、運をよりよく使っていく方法、今が辛いという方へのアドバイスについては、電子書籍で書いております。こちらもぜひ、ご参照ください。

本連載では、真木あかり先生が読者のみなさまから頂いた恋愛相談にお答えします。

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真木あかり

大学卒業後、フリーライターを経て占いの道へ。『辛口誕生日事典 2018』『悪魔の12星座占い』(宝島社)など著書多数。LINE占い「チベタン・オラクル」監修。個人鑑定も行っている。

Blog http://makiakari.hatenablog.com/
Twitter @makiakari

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