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サムライブルー 酔いどれ観戦記

2019.02.05 更新

アジア群雄割拠時代

2019アジアカップ 決勝トーナメントヤシキケンジ

無敗のままアジアを制するかと思いきや、決勝戦でまさかの敗北。森保JAPAN、初黒星で幕を閉じたアジアカップ。

準決勝のイラン戦で選手も観るこちら側も燃え尽きて出し尽くしてしまったのではないかと思う程、決勝戦は不甲斐なく力負けてしまった。

そんな今大会で、一際存在感を放っていたのがDFの冨安。

20歳という若さで7試合に出場したばかりでなく、まだ20歳とは思えない冷静な判断で、球際での競り合いや判断力で危ない場面を何度も防ぐその頼もしき姿は、長年プレミア・リーグにいる吉田よりもソツがなく、安心して見ていることができた。
吉田以上に頼もしかったのも事実である。
その風貌は、なんともいえない朴訥さというか、土臭さを醸し出している。
それはまるで長年農作業に従事して、土のことならなんでも知っている農夫が作る渋柿のような味わいがある。
ちなみに当人は、10代の頃から先輩に「おじいちゃん」と呼ばれていたそうである。納得。


決勝戦のカタールに1-3で負けたわけだが、
1失点目→吉田の目の前でオーバーヘッドを決められる
2失点目→吉田の前でミドルシュートを決められる
3失点目→吉田のハンドでPKを取られる

こうなると、冨安がすごいのか吉田が穴だったのかよく分からなくなってしまうが、とにかく冨安は大先輩吉田よりも失敗らしい失敗が少なかった。
準決勝のイラン戦でも、イランのエースストライカー、サルダル・アズムンを冨安は完全に抑え込んでいた。
アズムンを抑え込んだのが日本の勝因の一つであるが、アズムンのマークを冨安が付いたことが正解だった。
吉田がマークに付いていたのでは、やられていたと思う。
別に吉田をくさしたいわけじゃなく、冨安が好かったと言いたいのである。
冨安のツイッターを覗いてみたところ、A代表のチームメイトの長友とクラブでも同じ遠藤以外は誰もフォロー/リツイートしていないあたりが、なんだか信用できる。

今回のアジアカップの7試合を見て、もはやアジアでも余裕で勝てる格下な国などは無いのだという現実が分かった。
アジアは余裕とか思っていたら、群雄割拠と化してきて、それはそれで面白さが増えたと思うしかない。
森保JAPANは発足してまだ半年足らずのチームであり、決勝戦ではじめての黒星。
下手に優勝してこのままで良いという勘違いを起こすよりも、負けて「課題が見つかった」のだから、良い結果で終わったのではないだろうか。

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