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眩しがりやが見た光

2018.08.30 更新 ツイート

糖分 of LOVEマヒトゥ・ザ・ピーポー

脳にとって糖分は大切。受験の頃、牛乳瓶の底のようなメガネをかけたガリ勉の奴がそう言いながら、学校でずっとクッキー食べてて、黒い学ランの上にはその粉クズが散らばり、不潔な印象をムント振りまいていた。やっぱしそいつはデブだったし、何より悲しいのは大して成績も良くなかったことだ。

努力は人を裏切るなあとその粉クズを見て思っていたが、今にして思えば、ただ精神的デブであったというだけであって、糖分をないがしろにするのを決定づけるにはサンプル不足なのではないかと思う。余談中の余談だが、そのデブは今、名古屋でデパートの婦人服を売っているらしい。きっとやつのズボンのふくらはぎには今もクッキーのカスが散らばっているはずだ。

睡眠もうまくいかず、ただ夏の陽は脳をぼやかし、ゾンビのように高円寺を彷徨う。千鳥足というわけではないが、風が吹けば揺れるほどにおぼつかない足取り、蜃気楼がうっすらと見える。

一つ打ち合わせを喫茶店にて終えたわたしの足はその日、四谷のとあるお店に向かっていた。

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マヒトゥ・ザ・ピーポー『銀河で一番静かな革命』

海外に行ったことのない英会話講師のゆうき。長いあいだ新しい曲を作ることができないでいるミュージシャンの光太。父親のわからない子を産んだ自分を責める、シングルマザーのましろ。 決めるのはいつも自分じゃない誰か。孤独と鬱屈はいつも身近にあった。だから、こんな世界に未練なんてない、ずっとそう思っていたのに、あの「通達」ですべて変わってしまった。 タイムリミットが来る前に、私たちは、「答え」を探さなければならない――。 孤独で不器用な人々の輝きを切なく鮮やかに切り取る、ずっと忘れられない物語。アンダーグラウンド界の鬼才が放つ、珠玉のデビュー小説。5月23日発売。

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眩しがりやが見た光

GEZAN・マヒトの見た、光、幸福、人生。

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マヒトゥ・ザ・ピーポー

ミュージシャン。2009年に大阪にて結成されたバンド・GEZANの作詞作曲を行いボーカルとして音楽活動開始。
2014年、青葉市子とのユニットNUUAMMを結成。
2018年、GEZANのアメリカツアーを敢行し、スティーブ・アルビニをエンジニアに迎えたアルバム「Silence Will Speak」を発表。
2019年2月にソロアルバム「不完全なけもの」、4月に「やさしい哺乳類」を発売。
5月にはじめての小説「銀河で一番静かな革命」を発売、6月には初めてのドキュメンタリー映画「Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN」が公開、同年7月には初めてのフジロックのメインステージ出演が決定している。
2014年からは、完全手作りの投げ銭制野外フェス「全感覚祭」も主催。自由に境界をまたぎながらも個であることを貫くスタイルと、幅広い楽曲、独自の世界を打ち出す歌詞への評価は高く、日本のアンダーグラウンドシーンを牽引する存在として注目を集めている。

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