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結局だらしな日記

2022.04.28 公開 ポスト

春の大珍事!? 週3で都心に出かけて疲労困憊!(4月中旬〜下旬)藤田香織

4月某日

人生で初めて、ジャニーズのライブで東京ドームへ行った。
キンプリことKing&Princeのツアーである。

ジャニオタ歴30余年(初代担当はシブがき隊のフッくん。現担当King&Prince平野くん)の友人Y、またの名をジャニごと師匠が「行く~?」と誘ってくれたのだ。
もんのすごーく正直なところ「行ってみたい気もするが、面倒くささも否めない」と思っていた。「行く行くー!」とならないのは、場所が東京ドームだからである。

いやそりゃ、距離的には近い。
マンション出てから45分あれば着く。去年、松山千春(歌の上手な綾小路きみまろ)のライブに行って、この会場好き! と文字通り箱推しになった国際フォーラムより近い。
でも、ドームなのだ。聞けば55000人フルで入るという。
ジャニーズのライブでは行ったことがないけれど、満杯のドームは何度か経験はある。
とにかくダルいと知っている。
入場はそこそこにしても、規制退場もめっちゃ時間がかかるし、会場内も広い。どこから入ったところで、結構歩くし階段も多い。もちろんトイレは長蛇の列だ。アリーナだからって埋もれたら見えにくいし、スタンドの上の方だと蟻とは言わないけど、遠くで蝶々が飛んでるなー、くらいにしか見えない。
それで、3曲くらいしか知らないキンプリのライブを楽しめるのか。微妙な予感しかしない。いやだって、ドームのライブって「席がどこでも同じ空気を吸えるだけで嬉しい! 幸せ! ヤッホーい!」なモードじゃないと辛いと知っているのだ大人だから。

なので正直に言ってみた。
「本当に行きたい人が行ったほうがいいと思う。全然まったく行く人がいなかったら最終候補に入れておいて下さい」と。
そうしたら、最終候補に決まったと連絡があったのである。

そして迎えた当日。雨である。面倒臭さ×10倍だ。
折り畳み傘を持って歩く、具体的には一度使った折り畳み傘を折りたたんでバッグなどにしまう行為が大嫌いなので、長傘をさしていったのだけれど、もちろん誰もが傘を手にしているから混んでる×混んでるだ。
終わって出たら超絶防風雨で、混んでる×混んでる×みんな鬱陶しがってる。
ライブ後の幸せな高揚感も吹き飛ぶくらい、イライラが伝線して、そんな状況の外階段の下りでこともあろうに転んでしまい、膝をすりむいた。混んでる×混んでる×雨鬱陶しい×転んでるヤツ鬱陶しい。ティアラ(キンプリさんファンの呼称)のみなさん、ごめんなさい! でしかない。

キンプリさんはキラキラでした。目のまえの通路(Bブロ1列目だった!)をトロッコに乗ってやってきた海ちゃん(髙橋海人くん)が、黄色(海ちゃんのメンカラ)で振ってたトラジャのペンラを見つけてくれて、初めて「ファンサ」というものの威力も実感できました。

総じて楽しかった。バックについてたジュニアも可愛かった。
でも、やっぱりどうしても「トラジャ……」と思ってしまったのもまた事実。「……」の部分には(トラジャにもこんな日がいつか来るのかな。来たとして何年先になるんだろう。3年? 5年? いやでも、こんなに音ハウるし遠くにしか見えなかったら歌やダンスのスキル上げても意味ないような。いやいやそんなこと考えちゃだめだ! ううMAGIC……)など書ききれない気持ちがあり、なるほどジャニ事って沼だな、と。

あと、もし今度、東京ドームでのライブを見るなら絶対ドームホテルを予約しよう、と師匠と誓う。東京ドーム、マジで50代に厳しい。

<最近の読書>@春の下読み祭開催中。
ルームメイトと謎解きを』(楠谷佑/ポプラ社¥1600)……森に囲まれた中高一貫の全寮制男子校! そのいちばん古い建物である「あすなろ館」! 1・2年生は規則で必ずふたり部屋! という設定からして期待値が高く、しかしそんな期待させちゃって大丈夫? と心配しつつ読んだら期待以上だった、という長編学園ミステリー。これ、もう来年あたりジャニーズのドラマになってもおかしくない。ってかなって! なれ!

まいにち酒ごはん日記』(ツレヅレハナコ/幻冬舎¥1600)……タイトルそのままなんだけど、なんと贅沢なオールカラーで、ちまちま書かれた日記(褒めてます)は読みごたえあるし、写真は美味しそうだしで、情報量のお得感が素晴らしい。「どうしても脱線する和食」「勘違いカフェめし」「どす黒いおいしさ」など、ちょいちょいタイトルがツボ。あとハムにしそとマスタード巻いて食べると簡単で美味しいなど、自分内になかったレシピがいろいろあってワクワクした!

雨の東京ドームと打ち上げ飯。いやー平野さんマジでこれくらいキラキラしてた!
トラジャのアクスタはダンス服バージョン(最新)で!

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藤田香織

1968年三重県生まれ。書評家。著書に『だらしな日記 食事と読書と体脂肪の因果関係を考察する』『やっぱりだらしな日記+だらしなマンション購入記』『ホンのお楽しみ』。近著は書評家の杉江松恋氏と1年半かけて東海道を踏破した汗と涙の記録(!?)『東海道でしょう』。

Twitter: @daranekos
Instagram: @dalanekos

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