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結局だらしな日記

2021.08.19 更新 ツイート

この御時世、考えるべきことは何なのか!?あぁ悩ましき夏!(8月8日~14日) 藤田香織

8月8日(日)

特に何かを熱心に見ることもないまま、東京五輪が終わった。

始まる前に思っていたのは「本当にやるのかなー」「やるのかー」「やるのねー」「やるんだ!」で、「やるならその間は引きこもろう」と若干構えていたのだけれど、特に意識しなくても普段からほぼ引きこもっているので、あまり変化はなかった。

 

五輪期間中、2回ほど電車に乗って都内に行ったけど、札幌行の飛行機ほど「密」だと思うようなこともなく(しつこく言ってみる。あれは本当に密だった!)、とはいえ車内は、ぎゅうぎゅうというほどではないにせよ、そこそこ混んでいたし、打ち合わせしたりお茶を飲んだり食事をするときは、斜め向かいに座って大きな声は出さない程度には気を付けていたものの、口に入れたらすぐにマスクをする、ということまではしていなかった。

なんというか微妙。実に中途半端。こんな感じでOK? と未だ探り探りな感じ。

私にとっての「コロナ感染対策」の「普通」は、まぁそんな感じで、習慣としては店に出入りするときは手指を消毒、飲食店に入るときは検温。家に帰ったらすぐに手洗いうがいして着替える程度のことしかしていない。基本はひとり行動なので、濃厚接触者云々以前に、北海道から帰ってきてから今までに「30分以上同じ場所にいた人」なんて2人しかいない。たぶん、世間一般的に見て、格段に「接触者」は少ないと思う。

でも、世の中にはいろいろな人がいるのだ。
都心に出かけたとき、いちばん驚いたのは、六本木でエレベーターに乗ったとたん、マスクを外して、大きく深呼吸を繰り返し、友達同士で「暑くて苦しいわよねぇ!」とワイワイ話し始めたおば様方に遭遇したこと。

「いやいや、せめて逆に! マスク取るならエレベーター出てからやって!」 と瞬間、こちらも叫びそうになったし、もの凄ーく慇懃無礼にネチネチ詰めるための言葉を頭のなかで考えずにはいられなかった。結局、黙って息を止めただけなんだけど。

おば様方的には、たぶん、エレベーター=家のなか感覚で、外より安心感があるんだろうな、と想像はしたものの、理解はできず。
でもって、自分が理解できることなんて、本当にこの世界のごくごくごく僅かなことでしかないのもまた事実なので、「感動をありがとう!」とか「離れていてもみなさんの応援は選手たちに必ず届いています!」とか「〇〇さんを手ぶらで帰すわけにはいかない!」みたいな言葉も、なま暖かく聞き流せるようになった。

で、話戻ってオリンピック。いろいろな問題ぶっちぎって駆け抜けたけど、何か目覚ましいことあったのかなー。

え?そうなの?と思われるかもしれませんが、これが六本木です!いえ、ここも六本木です!

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藤田香織

1968年三重県生まれ。書評家。著書に『だらしな日記 食事と読書と体脂肪の因果関係を考察する』『やっぱりだらしな日記+だらしなマンション購入記』『ホンのお楽しみ』。近著は書評家の杉江松恋氏と1年半かけて東海道を踏破した汗と涙の記録(!?)『東海道でしょう』。

Twitter: @daranekos
Instagram: @dalanekos

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