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女ひとり温泉をサイコーにする53の方法

2021.06.04 更新 ツイート

たんぽぽ川村エミコ×永井千晴×月山もも「女ひとり温泉をサイコーにしてみませんか?」<前編> 川村エミコ/月山もも/永井千晴

「温泉オタクOL」としてこれまでに500湯の温泉を訪れ、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』の著書を持つ永井千晴さん、山と温泉をこよなく愛するブロガーで、昨年『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』を上梓された月山ももさん、そして無類の温泉好きであるたんぽぽの川村エミコさんの3名によるトークイベントが、4月13日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催されました。

女ひとり温泉をサイコーに楽しむためのポイントはもちろん、3名それぞれの“推し温泉”についてもたっぷりと語っていただいた本イベント。当日の様子を、前後編にわたってレポートします。(構成・執筆:生湯葉シホ)

「女ひとり」の気まずさ、最初から平気だった?

トークの最初の話題は、「女ひとり」をいかにエンジョイするかについて。『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』の月山さんは昔からひとり行動が好きだったものの、飲食店に女ひとりで入るときに周囲から向けられる視線には、ときどき気まずさも感じていたそう。けれど徐々にひとり飲みやひとり旅にハマっていき、いつの間にかその魅力の虜になっていたと言います。

川村エミコさん(以下、川村)「私は月山さんと同世代くらいじゃないかと思うんですけど、20年くらい前はいま以上に“ひとりはあんまりよくないこと”みたいな空気がありましたよね。高校のときの同級生のYちゃんっていう子がよくひとりでガストとか行ってて、当時マジ格好いいな……って思ってたのをよく覚えてます。飲み屋や温泉にひとりで行くのって、最初はちょっと躊躇されたりしませんでした?」

月山ももさん(以下、月山)「最初はちょっと気になることもありましたね。ひとり旅の場合、温泉に浸かってるときはいいけどチェックインとか食事の時間がちょっと気まずいな……とか」

川村「わかる! ひとりだと最初、そういう気まずさと戦わなきゃですよね。私、前に友達とディズニーランドで待ち合わせをしたときに、相手が遅刻して何時間かひとりで待たなきゃいけなかったことがあって。知らない家族のあとにうっすらついていって、親戚のおばちゃんを装ったりしましたもん」

月山「たしかにそれはつらそうですね……(笑)。本にも書いたんですが、女ひとりで飲み屋に行くのとかって全然したことがない方にとってはわりとハードルが高いと思うので、最初は喫茶店から始めて、徐々にステップアップしていくのがやりやすいのかなって思ってます。駅ビルの中に入っているお店とかデパートの飲食店街の中にあるお店も、意外とひとりで入って飲みやすいんですよ」

川村「デパートの飲食店街って家族連れが多いイメージがあるんですけど、そうでもないんですか?」

月山「休日はそうなんですけど、平日の夜だと意外と仕事帰りのサラリーマンがひとりで飲んでたりして、わりと入りやすいです。あと、新幹線が止まる駅の駅ナカとかにも意外といいお店が入ってたりします」

永井千晴さん(以下、永井)「あ、わかります! お寿司屋さんとか特に、カウンターもあるしひとりで入るハードル低いですよね」

川村「私、お仕事で結構名古屋に行くんですけど、名古屋駅のすぐ近くの柳橋中央市場の中にある、柳橋きたろうっていうお寿司屋さんがすごく好きで。おいしいんですよ」

月山「名古屋、いいですね。あとはたとえば品川駅の中だと、ぬる燗佐藤っていうお店は、すべての日本酒を熱燗からキリッと冷たい状態までいろんな温度で出してくれます。利き酒セットもたくさんあってお気に入りのお店です」

川村「いいなあ! 私もいまとなってはひとりスペシャリストなんですけど、お店もひとりで行くほうがおいしいものと向き合えたり、店主さんと仲よくなれたりして楽しいんですよね。もちろん友達と一緒に出かける楽しさもあるけど、ひとりで飲んだり旅したりすると、よりそのお店や土地のことを知れるし、いいことたくさんありますよね」

1泊3万円の宿も1泊5000円の宿も、どっちも楽しい

続いて話題は、永井さんの著書『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』について。永井さんは学生時代に約半年間、ライターとして日本全国の温泉を回る取材をしたことがきっかけで温泉の奥深さを知り、女ひとり温泉についての情報発信をするようになったのだそう。

永井「私は20代なんですけど、この年齢だとすごくいい宿に泊まるってまだなかなかできないじゃないですか。だから極力、安くても楽しめる宿や日帰りでも楽しめる温泉という観点で“推し温泉”について発信しています。温泉の楽しみ方にはいろんなグラデーションがあっていいと思っていて、たとえば1泊3万円の宿で最高に贅沢するのも楽しいし、1泊5000円の宿で素泊まりしつつ、その分温泉街でごはんを食べ歩くのも楽しいよね、と」

川村「わかるわ~! 私、仕事帰りに東京から新幹線で熱海まで行って、温泉街で晩ごはんを食べて素泊まりするっていうのをよくします。熱海ってたしか、100円で乗れる巡回バスが走ってるじゃないですか? 宿に泊まった翌日あれに乗って、いろんな温泉をぐるぐる回ってから帰るっていうのが好き」

永井「ですよね! 私も熱海の楽しみ方ってそれだよなあと思ってます。日中はバスでいろいろ回って海鮮丼食べたり温泉に入ったりして、夜は夜で昭和感のある飲み屋さんみたいなところでお酒を飲む、みたいな」

川村「めちゃめちゃいいなあ……!」

朝ごはんが最高のおすすめ宿は?

「私は朝ごはんがおいしい宿が好きなんだけど、おすすめのところってあります?」という川村さんからの質問を受け、話題は「ひとりでおいしい食事を楽しめる宿」へ。

永井「城崎温泉にある小林屋っていう宿は行かれたことありますか? ここ、朝ごはんが自分で作る親子丼なんですよ」

川村「自分で作るの!? すごく楽しそうじゃないですか」

永井「めちゃくちゃ楽しかったです。朝から親子丼でお腹いっぱいになれるの最高だなって。すっごくおいしかったし、私が泊まったときはお部屋まで食事を持ってきていただいたので、ひとりでも人目を気にせず楽しめました」

川村「行ってみたい! 私は朝ごはんが印象的だったところだと、箱根の花紋という宿。10種類の温泉が楽しめるのも最高なんですけど、朝食もいろんな小鉢に入った料理がどれもおいしくて、忘れられなくて。最初はお仕事で行ったんですけど、プライベートでも3回は行ってます」

永井「花紋さん、いいですよね! 私は日帰りでしか行ったことないんですけど、ランチの御膳もすごくおいしかったです」

川村「いや、そうなの、日帰りもいいのよ! 貸し切りの湯もあるし、浴衣をいろんな種類から選べるのもいいんですよね。ひとりで行くのももちろんいいし、女友達と行くのもすごく楽しい宿だと思います」

*   *   *

このあとは、永井さんの著書の付録の「おすすめ温泉チャート」を月山さんと川村さんが実際におこない、気分やシチュエーション、食べ物の好みなどに合ったおすすめ温泉を発見し、盛り上がるシーンも。「温泉、浸かるのも楽しいけど、どこに行くか決めるのもめっちゃ楽しいですね!」と川村さん。

「おすすめ温泉チャート」は「東京から1泊2日で行けるおすすめ温泉チャート」「大阪から1泊2日で行けるおすすめ温泉チャート」「全国版おすすめ温泉チャート」の3パターン有り。食事や泉質の好み、また滞在中の過ごし方などを選んでいけば、あなたにぴったりの温泉が見つかります。そのときどきの気分で気軽にトライしてみるのが吉。やってみたいという方はぜひ本書をご参照ください。

イベントの後半では、3人がひとり旅で重視するポイントや、「もう一度訪れたいサイコーだった温泉3湯」についても語っていただきました。その様子は記事の後編でお届けします。

関連書籍

永井千晴『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』

訪れた温泉は500湯。ヒマさえあれば女ひとりで温泉を巡りまくっている「温泉オタクOL」による温泉偏愛エッセイ!

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女ひとり温泉をサイコーにする53の方法

「温泉オタク」会社員による温泉偏愛エッセイ

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川村エミコ 芸人

1979年12月17日生まれ。神奈川県出身。2008年に白鳥久美子とたんぽぽを結成。2010年に『めちゃ×2イケてるッ!』の新メンバーオーディションに合格。現在は 、NTV世界の果てまでイッテQ! 、THKスイッチ! をはじめ、テレビ、ラジオ、YouTube、舞台など幅広く活躍している。昨年には、初エッセイ『わたしもかわいく生まれたかったな』も発売。
Twitter:https://twitter.com/kawamura_emiko
Instagram:https://www.instagram.com/kawamura_emiko/
Blog:https://ameblo.jp/sienne04/

月山もも 女ひとり旅ブロガー

山形県生まれ。温泉宿にひとりで泊まるのが好きで、山麓の温泉宿を巡るうちに「歩いてしか行けない温泉宿」に憧れを抱き、2011年から登山を始める。2016年より、ブログ「山と温泉のきろく」に温泉宿への宿泊記、旅の食事や登山の記録などを綴っている。ヤマケイオンラインの連載「ひとり温泉登山」のほか、メディアへの寄稿多数。2020年10月、著書『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』をKADOKAWAより上梓。ブログを通じて山と温泉に魅せられる人を増やすことが、人生のよろこび。
Twitter:https://twitter.com/happy_dust
Blog:https://www.yamaonsen.com/

永井千晴

1993年2月生まれ。学生時代に温泉メディアのライターとして、半年間かけて日本全国の温泉を取材。その後、旅行情報誌「関東・東北じゃらん」編集部に2年在籍し、「人気温泉地ランキング」などの編集を担当。退職後は別業種で会社員をしながら、経験を活かしてTwitterやブログで温泉の情報を発信している。現在も休みを見つけてはひとり温泉へ出かける、市井の温泉オタク。国内外合わせて約500の温泉に入湯。好きな言葉は「足元湧出」。
Twitter @onsen_nagachi

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