
「成功者」の本は読まないほうがいい

私が20代で起業家に憧れていたころは、いわゆる「ITバブル」真っ最中でした。
多くのベンチャー企業がたくさんの資金を集め、インターネットを用いた画期的なアイデアで、新しいビジネスを生み出す、という時代でした。
その影響もあって、起業というと大金が必要で、今までにないビジネスモデルをしっかりとした事業計画にまとめなければならない、そんな風にイメージしていました。
そして、年収を上げるためには英語を勉強して、ビジネススクールに通って、バリバリ働いて出世、転職、ベンチャーを興さないといけないのだと思い込んでいました。
しかし、それさえも、漠然としたイメージでしかありません。とりあえず学者の書いた難しい本を読んで勉強していれば、そのうち成功するのか? 英語の勉強をしておけば、いつか何かが起こるのか? 今やっていることが未来につながっているという、実感が持てませんでした。
ビジネスを立ち上げて成功した人の本を読んでも別世界の出来事だし、まったく他人事としか受け取れません。遠い世界のすごい人が成功しているだけであって、自分の今の生活とは、まったく接点がないように感じるわけです。
副業を解禁する会社が増えてきたとはいっても、多くの人はこのように「自分でビジネスをするなんて、まったくイメージできない」という感覚ではないでしょうか?
しかし、私の場合たまたまビジネスというものをリアルに感じる体験をすることになり、そこから人生が変わっていったのです。
「これなら自分でもできるかも」スモールビジネスの強み
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