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女は、髪と、生きていく

2020.01.16 公開 ツイート

ばっさりショートヘアにしたら素の自分が出しやすくなった 佐藤友美

昨秋発売になり、発売即重版となった『女は、髪と、生きていく』。本書はヘアライターとして20年近く活躍してきたNo.1ヘアライター・佐藤友美(さとゆみ/Twitter:@SATOYUMI_0225)さんの最新刊になります。髪の本であるにも関わらず、「泣きました」「人生のスイッチが入りました」「美容師として全同業者とお客さんに読んで欲しい!」と発売直後から反響続々の本書。テレビや雑誌、新聞、ウェブで紹介され続けています。今回は、ショートヘアの良いところをこれでもか!とご紹介します。

 

 ショートに漂う、「あえて髪型を選んでいる」感

髪が短い女性には、活発な印象があります。これは、ショートヘアが女性の解放運動と強い関係があったことと無縁ではありません。

ひと昔前は、「ショートにすること=自由に自分を表現すること」や「男性と肩を並べて活躍すること」の象徴だったのです。日本の女性大臣にショートヘアが多い話は前にしましたが、これもやはり、ショートヘアがモノを言う女性であることや、リーダーシップの象徴であったことと関連しているでしょう(もちろん、年齢による髪質の変化もあると思います)。

少なくとも昭和の時代までは、女性のヘアといえば、デフォルト(初期設定)がロングで、ショートは「あえて選ぶもの」でした。

時代が変わって、今では女性のショートヘアはことさら特別なものではありません。それでもやはり、ロングに比べると、ショートは、「自分の意志で髪型を選んでいる感」があると思います

ヘアカタログも「ショート&ボブ」は売れますが、「ミディアム&ロング」は(そちらのほうが、人口が多いにもかかわらず)売れません。これは、短い髪を選ぶ人のほうが、「髪型」を意識してオーダーしようとしている裏返しだと思います。

ショートにして痩せる人、メイクが上手くなる人

・ショートヘアにしたら、突然、内定が決まった。
・ショートヘアにしたら、突然、役職に抜擢された。

という話は、よく聞きます。ショートヘアはそれだけで目立ちます。

とくに周りにロング女子が多い環境なら、なおさら。まさに、欅坂48の平手友梨奈さんのような感じです(彼女の場合は存在そのものも特別なのですが……)。

ショートは、目に留まるし、記憶に残ります。そして、与える髪キャラの印象は「活動的」だったり「明るい」だったり、「人とはちょっと違う」だったりします。だから、出世したり抜擢されたりしやすいのだと思います。

それだけではなく、ショートにすると、痩せる人と、メイクが上手くなる人が多い。そして、リアルに性格が明るくなる人が多いです。一見不思議な現象ですが、このメカニズムが働く理由は予想がつきます。

ショートにしたことがある人ならわかると思うのですが、この髪型は、物理的に顔が隠せなくなります。髪が顔を全部覆ってくれる安心感がなくなるので、自分の顔への責任感が増します。たるみが気になるから引き締めようかとか、顔が全面的に出るからメイクをはっきりしてみようかとか、そういう気持ちが働きやすくなります。

また、ショートの持つ髪キャラのおかげで、「元気で明るい人なんだろうな」という(無意識の)テンションで話しかけられることが増えます。その循環が回ると、リアルに元気になったり、明るくなったりするのです。

ショートでキャラを先出しする

私の知り合いで、ウィットに富んだ辛口コメントが面白くて、場をどっかんどっかん笑いの渦に巻き込む女性がいます。

でも、実は彼女、以前は無口な人だったと聞いてびっくりしました。数年前、ばっさり髪を切ってショートヘアにしてから、自分の素のキャラが出しやすくなったというのです。

彼女いわく「ショートにしたとき、『あ、髪が私のキャラに追いついた』という気がした」とのこと。本当に、自分にフィットした髪を見つけたときには、こういう表現をする方が多いです。

なんとなく、今の自分にもやっとしていたり、自分の良さを出しきれていないなあと思うなら、ショートにしてみるのはどうでしょうか。何を変えるより、人生が大きく変わるきっかけになりますよ。具体的にどんな髪型がいいか、ショートの場合は特に前髪が重要なので、ぜひ『女は、髪と、生きていく』の第三章を参考にしてみてください。

関連書籍

佐藤友美『女は、髪と、生きていく』

ファッションより、メイクより、人生を変えるのは「髪」だった! 8万部突破『女の運命は髪で変わる』著者最新作。「ずっと生き方に迷っていたけれど、読み終わってスイッチが入りました」(カウンセラー・35歳)、「泣きました。ここまで泣けるのに、笑顔になれる本」(主婦・43歳)、「髪型がしっくり来ない理由が分かった。"心に似合う髪型"をP130を参考に探したいと思います」(編集者・38歳)、「同業者にもお客さんにも、第4章を一番読んでもらいたい!」(美容師・41歳)など、発売前から大反響!「髪で人生を変える」本です。

山本あきこ『これまでの服が似合わなくなったら。 「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!』

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、 "自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです! 1万人以上を変身させてきたスタイリストによる大人女性の魅力を底上げするファッション術。 ・肝になるのは「ほどよい色気」 ・最初に見直すべきは髪の毛 ・細い部分は「探して、出す」 ・似合わない色にとらわれない ・見た目と内面が一致すれば幸せになれる など。

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女は、髪と、生きていく

NO.1ヘアライター・佐藤友美さんの最新刊『女は、髪と、生きていく』試し読み。

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佐藤友美 ヘアライター・エディター

日本初のヘアライター&エディター。
1976年、北海道知床半島生まれ。20年弱のヘアライター人生で、約4万人、200万カットのヘアスタイル撮影に立ち合う。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在で、日本はもとより、海外でも美容師向けの講演を行い、セミナーを受けた美容師はのべ3万人を超える。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍する一方、ヘアアドバイザーとして全国の女性の髪の悩みにこたえ、高い満足度を得ている。著書に、ベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『道を継ぐ』(アタシ社)などがある。

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