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女は、髪と、生きていく

2019.11.30 公開 ポスト

前髪ひとつでキャラ変えできる! モテなら斜め、優等生のセンター分け、脱モブなら……?佐藤友美(ヘアライター・エディター)

12月は一年で一番、髪を切る人が多い月! 皆さん、2020年を迎えるヘアスタイル、決まっていますか? 美容院にいく前にぜひ読んでもらいたいのが、これまで4万人のヘアチェンジに立ち会ったヘアアドバイザーの佐藤友美(さとゆみ)さんの新刊『女は、髪と、生きていく』。美容院で絶対に失敗しないオーダー法や、本当に似合う髪型の選び方などが盛りだくさんです。さとゆみさん曰く、「髪型には性格(キャラ)がある」とか。今回は、中でも、ヘアスタルの印象のほとんどを決める「前髪」で印象をコントロールする方法を聞きました。
 

前髪の1センチは毛先の10センチと同じインパクト

みなさん、髪を切ったのに、誰にも気づかれなかったという経験はありませんか? 実は、イメチェンをしようと思ってかなり切ったのに、誰にも気づかれないというのはよく聞く話です。イメチェンが成功するかどうか、それは「切る場所」によります

人は、人と話をするときに相手の目を見ます。そのときに視界に入るのが前髪。だから、毛先を10センチ切っても気づかれないことはよくあるのですが、前髪は1センチ切っただけで、すぐに気づかれます。それくらい、前髪の印象は強いものです。

(イラスト:南 夏希)

そして、前髪にはそれぞれ「キャラ」があります
「キャラ」というのは、その前髪をしていたら、どんな印象に見えるのか、ということ。前髪が持つキャラを知っていれば、自分の第一印象をコントロールすることもできます。美容院に行く前に、ぜひチェックしてみてください。

おろし前髪は、幼さの象徴

まずは、「おろし前髪(フルバング)」から解説しましょう。この前髪は、幼さや可愛らしさの象徴です。なぜなら、おろし前髪は、もともと幼い子どもに多い髪型だから。

おろし前髪の中でも、直線的なカットラインを強調したのが、いわゆる「ぱっつん前髪」です。このぱっつん前髪は、ただのおろし前髪よりも、前髪に視線を集めやすく、幼さや、可愛らしいキャラの印象をより強くします。

ぱっつん前髪は、別名、「目ヂカラ前髪」ともいわれます。目の上にまっすぐのラインができるので、自然と目元に視線がいきやすく、目元が強調されるのです。目の大きな人がぱっつん前髪をしていると、より目が大きく見えます。

アイドルにはぱっつん前髪が多いのですが、これは、この幼い印象と目ヂカラ効果をうまく使っているのです。

大人の女性がこのぱっつん前髪にすると、若作り感や、イタさが出ると言う人もいます。たしかにその危険性はあるのですが、逆にそれを知っていて「あえて」やっている雰囲気を出せると、「強さ」や「ただものではない感」が漂います。

(イラスト:南 夏希)

大人の女性が、あえてぱっつん前髪にすると、それは一転して、意志の強さや揺るがなさの象徴になります。普通は大人が選ばない前髪だから、かえって、おしゃれ上級者っぽい。モードな雰囲気も強くなりますよ!

「斜め前髪は無敵」説

おろし前髪が幼さの象徴だとしたら、斜め前髪は女らしさの象徴です。斜め前髪の毛流れには、男性にはない、丸みややわらかさが宿ります。

斜め前髪は、モテます。というよりも、モテる女子は、斜め前髪の持つ「性格」をちゃんと知っていて、上手に使いこなしています。

(イラスト:南 夏希)

斜め前髪の曲線には、「優しさ」や「しなやかさ」や「上品さ」などを担当する妖精が住んでいます。斜め前髪が描くカーブ、つまり、曲線が持つ印象が、このような性格を与えるのです。

斜め前髪は、万人に好感度が高い前髪です。

先ほど、アイドルはぱっつん前髪が多いといいましたが、女子アナには斜め前髪が多いです。女性らしい華やかさがありながら、派手すぎないから嫌われない。上品なイメージがあるから、好感度も高い。

斜め前髪は、男性にも女性にも好かれる、最大公約数的モテな髪なのです。

海外セレブの9割が選ぶ前髪とは?

前髪の定番は3つあります。「おろし前髪」「斜め前髪」ときて、3つめは、「おでこ出し前髪」です。

これは、前髪が長くて(もしくは前髪を作っていなくて)、おろしたり流したりできない長さの場合を指します。「前髪なし(ノーバング)ヘア」ともいわれます。前髪なしヘアは、大人っぽい印象を与えます。

(イラスト:南 夏希)

具体的には、センターパートの前髪がそれにあたります。ぱっと思いつくのは、女優の仲間由紀恵さんの髪型でしょうか。おでこ出し前髪は、顔が出る面積が広いので、潔く、凜とした印象になりやすいです。とくに、仲間さんのように、ぴしっとラインをつけたセンターパートのストレートヘアの場合、正統派のきりっとしたイメージになりやすいものです。

同じおでこ出し前髪でも、これが位置をずらしたかきあげ前髪(別名「サイドパート」とも呼ばれます)になると、突然、色気が爆上がりし、ゴージャスな印象になります。

(イラスト:南 夏希)

前髪なしのスタイルを選んだ場合、センターパートにするか、サイドパートにするかによって、まったくキャラが変わって見えます。モデルの菜々緒さんは、このセンターパートとサイドパートをうまくアレンジで使い分け、その日によってキャラを変えていると感じます。

ちなみにコレクションやレッドカーペットでおなじみの海外セレブは、ほとんどが、この前髪なしヘアです。これは、海外では、「幼く見せる」という選択肢が基本的にはナシだからでしょう。

モブキャラを脱出する、一発逆転ショートバング

さて、前髪の中でも、近年になって登場した前髪といえば、ショートバングです。ショートバングとは、その名の通り「短い前髪」のこと。具体的には、眉がはっきり出る長さが目安です。

ショートバングが持っている性格は「オリジナリティ」や「おしゃれ感」「センスの良さ」「意志の強さ」などです。とにかく、特別感が出ると思ってください。おでこ出し前髪以上に「自分の意志で前髪を短くして顔を出しています」感が明らかなので、より強い個性を感じさせます。

ショートバングというと、思い出すことがあります。

以前、中高生向けのテレビ番組で、前髪を変えるだけでどこまで印象が変わるかの実験をしたことがあります。
このとき、美容院に来てくれた女の子は18歳だったのですが、彼女は会うなり、「私、モブキャラを卒業したいんです!」と、訴えてきました。

モブキャラというのは、名前やセリフをもたない「群衆キャラ」のことです。高校を卒業したらタレントとしてもっと活躍したい。主役、とまではいかなくても、役名のある仕事がしたい。ただの18歳高校生じゃなくて、自分が指名される仕事がしたいんです。そう伝えてくれた彼女の目は、真剣でした。

「何者かになりたい」というその彼女の気持ち、痛いほどよくわかります。そこで私も一人の対等な仕事相手として、彼女に真剣にアドバイスしました。

「だったら、女子中高生の10人中8人がやっている、その没個性なおろし前髪をやめましょう。特別感のあるショートバングにするだけで、あなたにも特別感が宿ります。目を留めてもらえる可能性がぐっとあがりますよ」と。

ロングヘアの彼女。番組の企画上、変えていいのは前髪だけだったのですが、前髪を眉上にカットするだけで、別人のように生まれ変わりました。くるくる動く彼女の魅力的な目が目立つようになり、表情が断然豊かになりました。

その変身ぶりはスタジオの出演者の間でも絶賛され、放送後の反響も大きく、再放送が決定した上、番組の担当ディレクターさんが賞をもらったほど。視聴率も高く話題になりました。

(イラスト:南 夏希)

長さを一切変えなくても、別人級に特別になれる。これがショートバングの力です。

ショートバングは、本当にいろんな切り方があります。よかったら、一度、ショートバングで画像検索してみてください。意外と大人の女性にもショートバングが多いのに気づくと思います。

石田ゆり子さん、安田成美さん、木村佳乃さん、松島菜々子さんなどのショートバングは、前髪の一部が短いパターン。前髪の両サイドは長いままなので、そこまで顔が全開になりません。初心者にもトライしやすいですし、大人女性にも似合います。

綾瀬はるかさんや、宮﨑あおいさん、広瀬すずさんのように、前髪全体を短くして眉を出すと、同じショートバングでもフレッシュで若々しい印象になります。

*   *   *

いかがだったでしょうか。

今回は「前髪」が持つ性格について話してもらいましたが、『女は、髪と、生きていく』では、「ナメられない髪型」「就活に効く髪型」「好感度の高い髪型」……。などなど、いろんな性格の髪型が紹介されています。続きはぜひ、書籍でお楽しみください。

関連書籍

佐藤友美『女は、髪と、生きていく』

ファッションより、メイクより、人生を変えるのは「髪」だった! 8万部突破『女の運命は髪で変わる』著者最新作。「ずっと生き方に迷っていたけれど、読み終わってスイッチが入りました」(カウンセラー・35歳)、「泣きました。ここまで泣けるのに、笑顔になれる本」(主婦・43歳)、「髪型がしっくり来ない理由が分かった。"心に似合う髪型"をP130を参考に探したいと思います」(編集者・38歳)、「同業者にもお客さんにも、第4章を一番読んでもらいたい!」(美容師・41歳)など、発売前から大反響!「髪で人生を変える」本です。

山本あきこ『これまでの服が似合わなくなったら。 「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!』

「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と思ったら、 "自分本位なおしゃれ"へ進むチャンスです! 1万人以上を変身させてきたスタイリストによる大人女性の魅力を底上げするファッション術。 ・肝になるのは「ほどよい色気」 ・最初に見直すべきは髪の毛 ・細い部分は「探して、出す」 ・似合わない色にとらわれない ・見た目と内面が一致すれば幸せになれる など。

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女は、髪と、生きていく

NO.1ヘアライター・佐藤友美さんの最新刊『女は、髪と、生きていく』試し読み。

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佐藤友美 ヘアライター・エディター

日本初のヘアライター&エディター。
1976年、北海道知床半島生まれ。20年弱のヘアライター人生で、約4万人、200万カットのヘアスタイル撮影に立ち合う。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在で、日本はもとより、海外でも美容師向けの講演を行い、セミナーを受けた美容師はのべ3万人を超える。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍する一方、ヘアアドバイザーとして全国の女性の髪の悩みにこたえ、高い満足度を得ている。著書に、ベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『道を継ぐ』(アタシ社)などがある。

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