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学ぼう!珍妙奇妙な深海のいきもの

2019.07.06 更新

深海の天女「ハゴロモコンニャクウオ」平井まさあき〔男性ブランコ〕

夏の足音が聞こえる昨今ですが、熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。しかし、何かに熱中するという意味での熱中症は歓迎されるべきものであります。

僕は深海の生き物に熱中症です。

うまいこと言えたかどうかは各々の判断に委ねます。

 

さてさて、前回に引き続き、アクアマリンふくしま(僕の中での指折りの素敵水族館)で展示されている深海の珍しい生き物をご紹介したいと思います。

 

今回の深海の生き物はハゴロモコンニャクウオさんです。

(イラスト/平井まさあき)
 

まるで天からゆらゆらと降臨されたような優美なルックス。

それでいて、体はまるっこくて可愛らしい。

 

ピンクの体がソーキュート。

 

ヒレの黒と白のコントラストが、ソーおしゃれ。

 

そしてコンニャクウオという抜け感のある名前に愛を感じずにはいられない。

 

ただただかわいい。

 

このイラストはエサを見つけた時の様子です。

長い胸びれを横に広げ、エサが逃げないようにするんですって。

まるで抱擁するかのように。

 

このハゴロモコンニャクウオはこれまで日本では未確認種とされていました。しかし、アクアマリンふくしまさんの研究で北海道羅臼沖200~800メートルにも同種がいると突き止めたのです。

すげえぜ、アクアマリンふくしまさん。

 

この和名である「ハゴロモコンニャクウオ」は採集場所である北海道羅臼町の小学生が選んだ名前だそうです。

大きな胸びれを広げながら優雅に泳ぐその姿が天から舞い降りる天女の姿を連想することが由来とのことです。

 

なんてセンスフルな小学生でしょう。

「お見事!」と言いながら、その小学生とハイタッチしたい。グータッチしたい。お金を献上したい。

 

ハゴロモコンニャクウオを含むコンニャクウオ属は(コンニャクウオ属という属があるんですね、字面が素敵)体がコンニャクのようにゼラチン質でできています。その柔らかいゼラチン質を浮力として使って、体力を節約しながら漂うのですね。

 

しかしながら、深海に適した柔らかい体のため、生きたまま展示するのが非常に難しい生き物です(これは前回紹介させてもらったニュウドウカジカにも通じます)。

それが、このアクアマリンふくしまさんでは展示されています。

 

どうやって、その繊細な体を傷つけることなく、捕獲し、そして飼育しているのか聞いてみたいです(すみません、知らんのです)。

 

イラストだけでは、ハゴロモコンニャクウオのかわいさが半分しか伝わらないので僕が撮影した写真も載せますね。

(写真/平井まさあき)

ただただかわいい。

思ったより体が大きくて30センチ弱あったかと思います。

この尾ヒレを夏風にそよぐレースカーテンのようにゆらゆらさせて泳ぐんです。

 

ハゴロモコンニャクウオの素敵さを90%味わえるのは、やはり直接その目で見た時です。ぜひアクアマリンふくしまさんに行くことをオススメします。

100%味わうには、自らが深海に赴いて、この目で見る時でしょうね。

気軽にそんな景色が見られる日が来ればいいなと切に思います。

 

レンタル深海探査艇しんかい6500とかないかなあ。

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