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いま気になること

2018.08.10 更新 ツイート

「愛国ソング」は必要悪。安全装置として穏当に愛国心を発散させるには辻田真佐憲

3quarks/iStock

適切な愛国ソングを模索せよ

「愛国のなにが悪い」「愛国なんて全部ダメだ」。平成最後の夏に、そんな水掛け論もいよいよ終わりつつある。

RADWIMPSの「HINOMARU」騒動をめぐり、中立的な識者から「適切な愛国ソングを模索するべきだ」との声が少なからずあがった(※1)。もっともなことだと思われる。
イギリスの「ルール・ブリタニア」、アメリカの「ゴッド・ブレス・アメリカ」、中国の「歌唱祖国」、フランスの「進発の歌」――。

世界には無数の愛国ソングが存在し、スポーツの大会などで歌われたり、演奏されたりしている。その参加者は、イベントでは熱狂するものの、やがて日常に戻っていく。もちろん、かれらすべてが排外主義者や超国家主義者なわけではない。

音楽に詳しい者はこのことをよく知っているから、「愛国歌はなにがなんでも絶対にダメ」などと教条主義的なことはいわないのである。

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いま気になること

各界の最前線でアンテナを張り、独自の視点で切り込んで新たな形で発信する仕事師たちに聞く「いま気になること」。胎動する“何か”が見つかる!

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辻田真佐憲

一九八四年大阪府生まれ。文筆家、近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科を経て、現在、政治と文化・娯楽の関係を中心に執筆活動を行う。単著に『日本の軍歌 国民的音楽の歴史』(幻冬舎新書)、『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』(えにし書房)などがある。また、論考に「日本陸軍の思想戦 清水盛明の活動を中心に」(『第一次世界大戦とその影響』錦正社)、監修CDに『日本の軍歌アーカイブス』(ビクターエンタテインメント)、『出征兵士を送る歌 これが軍歌だ!』(キングレコード)、『みんな輪になれ 軍国音頭の世界』(ぐらもくらぶ)などがある。

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