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だらしな脱出できるかな日記

2013.11.22 更新 ツイート

2013年11月第2週 だらしな脱出できるかな日記藤田香織

11月11日(月)

 カレー鍋は、長い間放置しておくと、中に残ったものが炭化する。
 おでん鍋も、長い間放置しておくと、中に残ったものは炭化する。
 以上、本日、私がこの目でしっかりと確認した事実の報告でした。

「だらしなだけど、食器だけは使ったらなる早で洗う!」と自分に課してきたワタクシですが、鍋はまた別でどうも放置癖がある。
「どうせ」ならとデカい鍋で大量に作る→でも結局3日で飽きる→まだ食べられる料理を捨てるのは後ろめたく、すぐに鍋を洗う気になれない→生ゴミ化した中身を処分し、デカ鍋を洗うことが面倒臭くなる→「そのうち」洗おうと思う→あっという間に1週間、2週間経過する。――ま、よくあることですよ。
 しかし、みなさん朗報です。このうっかり中身を残したまま放置した鍋。3日や5日で洗うとなると、まさに「腐りかけ」の状態を処理することになり、大変な苦痛を伴うわけですが、2週間もすれば、水気も抜け、かなり腐臭も抜けるのです! むしろ墨汁のような匂いが! いいですか、一度蓋して見ないことにした鍋は、最低2週間はあけちゃダメー。何ごとも、中途半端な状況は見ちゃダメなの!
 そんなわけで、長らく台所の隅に押しやられていた鍋ふたつを、ようやく洗い、磨き、消毒代わりにぐらぐらお湯を沸かして捨て、ひと息吐く。すぐに洗うときより、確実にひと手間増えているが、キニシナ~イキニシナ~イ(呪文)。
 

こちら鍋は使わない、今週の粗食。いわしの干物とチーズオムレツと梅干。地味!

ビジーモードの定番、梅茶漬け。いやー、「料理するのは嫌いじゃない」とか言っても、実際、わりとこんなテキトーご飯、よくあるある!

<最近の新刊読書>
『小さいおじさん』(尾崎英子著/文藝春秋¥1,680)
……万城目学らを輩出したことで知られるボイルドエッグズ新人賞は、今年、受賞作の出版元を競争入札方式で決めたことでも話題になった。結果、文藝春秋社が落札した第15回受賞作がこの作品。「小さいおじさん」とは、ちょっと前までよく不思議系演出入ったアイドルちゃんなどが見た見たと騒いでいたあのおじさんの類なのだけれど、それを3人の28歳の女性主人公たちの現状と上手く絡めている。最近多い「女子の人生お悩み小説」系だが、三者三様の夢と現実、迷いや悩みが丁寧に描かれていて好印象。設計士の曜子に、大工の棟梁の北尾さんが言う台詞、良かったなー。おススメ!
『キウイγは時計仕掛け』(森博嗣著/講談社ノベルス¥1,008)……私立C大学の学生(だった)加部谷、海月、山吹らがメインキャストを務めるGシリーズ9作目。卒業し、三重県庁に勤務する加部谷は、何の因果か先輩・山吹の書いた論文の一部を発表することになり、地元テレビ局に勤務する友人・雨宮と共に日本建築学会が開催される静岡へと赴く。その会場となった大学で殺人事件が発生するわけですが、いやいやもうね、事件そのものも真相をあれこれ考えさせられて興味深いけど、今回は西之園萌絵と犀川創平、国枝桃子に海月及介も登場するのでエピソードのひとつひとつが濃い! 学ぶこと、考えること、生きること。今見えるものとその先に見えるかもしれないもの。完全趣味読書だけど、それだけに、シリーズ完結まで思いっきり作者の手のひらの上で転がされ続けたい!

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関連書籍

杉江松恋/藤田香織『東海道でしょう!』

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