下町ホスト#62
眼鏡ギャルは撮影の日以降、仕事へゆく回数が増えた。機嫌は悪くなく、喧嘩もかなり減った。そして、私の宣材写真は無事に変更される。真新しいチャラチャラとした宣材写真は、下町のホストクラブの通称男本の中で明らかに浮いていた。どちらに転ぶかわからないが、私は内心、とてつもなく呼びがかかることを期待していた。
そんな私の宣材写真を見たパラパラ男も数日後に撮り直し、笑顔すぎる異様に浮いた写真へと変わっていた。そんな連鎖は少しずつ広がり、ちらほら「写真を撮り直そうぜ!」なんて会話が席で繰り広げられる。しかし、あの宣材写真を見たから席に呼ぶなんて幻想は、すぐに薄れていった。数件だけ席には呼ばれたが、適当に揶揄われて終わった。更に数日経つと、誰も触れなくなる。それと同時に、その連鎖もあっさりと途切れていった。
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歌舞伎町で待っている君を

歌舞伎町のホストで寿司屋のSHUNが短歌とエッセイで綴る夜の街、夜の生き方。
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