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大人バレエの世界

2020.03.18 公開 ツイート

#37

ポール・ド・ブラがわからない! 丸山裕子

トゥシューズを履いて爪先で立つ姿はバレエの象徴的なものですが、落ち着いて見てみると、とても不思議な、特殊な状況です。なぜ爪先で立とうと思ったか。なぜそんな靴を作ったか。

トゥシューズで立つことに限らず、バレエでの身体の使い方は独特で、とくに脚と足の使い方は、普通に生きていれば一生しないであろうものです。

例えば、基本の立ち方。1番ポジションは、脚を大腿骨のてっぺんからクルッと外旋させて立ちます。足が漢字の「一」のような形になり、膝は外を向いています。そのまま左右の脚を寄せて前後に重ねた5番ポジション。それを前後に開いた4番ポジション。どれも日常生活で使うことはまずありません。第一、立ちにくいし動きにくいです。

この基本のポジションを元に動き、跳ね、片脚で立ち、ときにクルクル回ったりするのがバレエです。そして、踊ることを前提としたとき、とても理にかなったものでもあるのです。

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大人バレエの世界

いくつになっても憧れる華やかなバレエの世界。アラフォーからバレエを始めた著者による、楽しく、たくましく、哀しくもおかしい“大人バレリーナ”の日常。

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丸山裕子 イラストレーター

京都市出身。踊るイラストレーター。健康のために始めたバレエにはまり、寝る間を惜しんでレッスンに通う。『バレエ語辞典』の全イラストを担当。書籍や雑誌、広告にイラストを描いている。女性、育児、健康、犬と花に関するものが多い。イラストエッセイは『しあわせな犬生活を』(ドッグワールド)、『極楽いぬ生活』(ペピイ)。布花作家でもあり、『まんまるさん®︎』という古布を使ったオリジナルのアクセサリーを作っている。
Instagram  @yuco.illustrations

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