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大人バレエの世界

2023.12.20 公開 ポスト

#113

大人のレッスン着考丸山裕子(イラストレーター)

久しぶりにレッスンに行くと、マダムたちのレッスン着が様変わりしていました。

 

色が地味になった

袖付きが増えた

高級化

 

スタジオでのレッスン着にも何となく流行りがあります。ちょっと前は花柄全盛でした。今、色目が落ち着いているのは、たぶん発表会と発表会の間だから。発表会の練習が始まるとレッスン着が徐々に華やかになる傾向があります。

発表会練習が始まると毎回動画を撮って皆で共有し、復習予習をします。そのときに自らの姿を目の当たりにするからでしょう。踊りをチェックするのはもちろん、装いもチェックし、より美しく見えるよう追及し始めます。

 

いや、踊りは一朝一夕ではどうにもならないので、できる部分の改善、つまり装いの改善に走るのかもしれません。ここぞ大人バレリーナの(財)力の見せ所です。

 

昨今はさまざまなブランドからメッシュ使いの袖付きのレオタードが出ていて、ちょっとした流行りになっているようです。袖と背中とか、袖と鎖骨のあたりがメッシュ使いになったものです。

 

長袖は腕が長く美しく見えますし、メッシュ素材はあちこちからはみ出そうとするアイツやコイツを無理なく中に収めて、いい感じのハム……いや、いい感じのラインを作り出してくれます。

いつだったか、発表会の衣装用に肌色長袖メッシュのインナーが採用されたことがありました。細いストラップだけのキャミソールタイプの衣装だったので、皆のヒデキ(vol.34 参照)がプルプルしないようにと、出演者の希望により採用されました。肌色メッシュのインナーに揺れる表皮その他をINすると、いい感じのハ……美しいラインが出現したものです。

イタリア発の高級レオタードも人気です。繊細なレース使いが美しく、攻めた配色もセンス良く、とっても魅力的。モノとして持っていたくなる美しさです。が、高いものは2~3万円もするのでなかなか手が出ません。

いや、手が出ないというか、アテクシごときのこの踊りに3万のレオタードどうなん? と思うと「ないやろー」いう心の声が。(心の声冷静)

なーんて話をしていたマダムたちが、久々に行くとこぞって高級レオタードを身に纏っていて、驚いたり感心したり。さすがの大人力。そして、大人にも似合う可愛らしさはさすがのデザイン力です。

 

一方、私はと言えば、レオタード、レギンス、スカートは黒、長袖のトップスとレッグウォーマーはグレーという全身無彩色コーデ。どれも着慣れたゆるゆる。とりあえず、この3年で得たものを覆い隠してしまえというスタイルです。

 

うん、でも、「このレオタードに見合うオレになる!」というモチベーションの保ち方もありかもしんない。高級レオタードもありかもしんない。

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大人バレエの世界

いくつになっても憧れる華やかなバレエの世界。アラフォーからバレエを始めた著者による、楽しく、たくましく、哀しくもおかしい“大人バレリーナ”の日常。

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丸山裕子 イラストレーター

京都市出身。踊るイラストレーター。健康のために始めたバレエにはまり、寝る間を惜しんでレッスンに通う。『バレエ語辞典』の全イラストを担当。書籍や雑誌、広告にイラストを描いている。女性、育児、健康、犬と花に関するものが多い。イラストエッセイは『しあわせな犬生活を』(ドッグワールド)、『極楽いぬ生活』(ペピイ)。布花作家でもあり、『まんまるさん®︎』という古布を使ったオリジナルのアクセサリーを作っている。

Instagram  @yuco.illustrations

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