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僧侶、家出する。

2019.06.01 更新 ツイート

第3回

学ぶべきはギャル 持つべきは慈悲のテンション稲田ズイキ

京都のお寺の副住職で、コラムニスト・編集者としても活躍中の稲田ズイキさん。そんな僧侶が、なんと「家出する」と宣言。この連載は、「僧侶」という立場に虚無を、「寺」という場所に閉塞感をおぼえた27歳の若い僧侶が、お寺を飛び出し、他人の家をわたり歩き、人から助けられる生活の中で、一人の人間として修行していく様子をほぼリアルタイムに記録していくというものです。気になった人はどうか、稲田さんをお家に泊めてあげてください。

 

*  *  *

 

現在、家出生活11日目。深夜1時、恵比寿の友達の家でこの原稿を書いている。

(参加したイベント先でそのままお待ち帰りされた。今は横でスヤスヤと寝ている。)

 

11日間、家を捨てて過ごした。

東京から始まり、横浜、小田原、そしてまた東京へ。明日は群馬へ行って、そのまま関西へ向かう。もう、足腰はフラフラ、仕事はボロボロ、精神はモラモラ。

 

パンツを裏返して履く度に「なんで家無くしちゃったんだろう?」と後悔が押し寄せてきている。

いや、もうパンツって不要なんじゃない?」とか思い始めているので、もう手遅れなのかもしれない。出家家出の効果はバツグンである。

 

そして、何よりも後悔しているのが、担当の編集者さんとこの連載の企画を詰めている際に、

 

これは修行なので、原稿料は要りません。お言葉ですが、釈迦はマーヤー(母)からお金をもらって修行していましたか?

 

と言ってしまったこと。

おいこら、なんでそんな事言ってしまったんだ、俺。ここは古代インドじゃねぇんだぞ。

(まさか公園で休憩してたら、道ゆく子どもに「変な人がいる!」と指さされる人生になるなんて)

 

移動費でゴリゴリに削られていく資金。

方法という悪魔に取り憑かれ、すり減っていく当初の目的。そして、SEKAI NO OWARI。

 

そんな11日間の一部を振り返ってみようと思う。

記事最後にちょっとしたお願いを載せているので、最後まで読んでくださいね。

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僧侶、家出する。

若手僧侶がお寺や僧侶のあり方に疑問を持ち、「家出」した!

さまざまな人に出会うこと、それ自体が修行となると信じ、今日も彼は街をさまよう。

(アイコン写真撮影:オガワリナ)

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稲田ズイキ 僧侶

僧侶。1992年京都のお寺生まれで現・副住職(※家出中)。同志社大学を卒業、同大学院法学研究科を中退、その後デジタルエージェンシー企業インフォバーンに入社。2018年に独立し、仏教を楽しむコラム連載など文筆業のかたわら、お寺ミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」や失恋浄化バー「失恋供養」、煩悩浄化トークイベント「煩悩ナイト」などリアルイベントを企画。フリースタイルな僧侶たちWeb編集長。

Twitter:@andymizuki

過去の執筆・出演記事はこちら

(写真撮影:オガワリナ)

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