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だらしな脱出できるかな日記

2011.09.01 更新 ツイート

2011年7月後半~8月前半 だらしな脱出できるかな日記藤田香織

7月24日(日)

 今年、初めて「枝豆」を購入。
 枝豆は夏の好物ベスト3(他の2つはトウモロコシと鮎)に入るんだけど、好きすぎて一時期、どんどんスーパーでお高い枝豆に手を出すようになり、3年ぐらい前にデパ地下で売ってた一袋¥980の生産地域限定茶豆を買って以来、微妙に熱が冷めて「値段より鮮度」だと思うようになったのです。そんなわけで、最近は、近所の農家が朝収穫したものを出してる直売所みたいなところで買っているんだけど。
 世の中に枝豆好きは多いらしく、これがなかなかハードルが高い。店舗があるわけじゃなくて、農家の庭先や軒下みたいなとこで売られるので、まず、日によって品出し時間が違う。去年は早朝から売ってたような気がしたので、先週は朝8時に行ったらまだなくて、夕方行ったら売り切れで、今日の昼前にみたび出かけて、ようやく手に入れたのだ。でもでも、まぁ「枝豆」ですよ? 太い枝2本分で¥200の、ごくごくフツーの、主食でもなければ、ご飯のオカズになるわけでもないのに、「そのためだけに」出かけていく自分の必死さが残念すぎる! でもって「ようやく買えたんだから」と欲張って買う自分が更に残念!
 そこから、キッチン鋏で丁寧に枝から切り離し、塩をまぶしてジャカジャカ洗い、たっぷりの塩水沸かして、慎重に好みの柔らかさに茹で、即効粗熱を取って、ジップロックに入れて冷蔵庫で冷やして(枝豆は少し冷たい方が好み)待つこと2時間。気がつけば、買いに出かけたときから4時間もかかっていたというこの事実!
 枝豆って、そんなに時間と労力かけて食べるものじゃない気がする。たぶん、絶対。

せっかくなので(なにが?)餃子も焼いて、ベランダで食べてみた。ダラにはやらん!
そして翌日も! 毎日でも食べたい!
トウモロコシは天ぷらとか。
アスパラ&ベーコン炒めとか!しかし暑いとあんまり料理欲わかない……。

<最近の読書>

『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』(深町秋生著 幻冬舎文庫¥533)……警察小説って、まぁいってもまだまだ「男の世界」なわけで、日ごろ女子小説をメインに読んでいると、逆にときどき無性に読みたくなったりするのは私だけ? 深町秋生は『ダブル』で「おー、凄い!」と思ったんだけど、本書もかなーり面白かった。ヒロインの八神瑛子はその美貌に似合わぬ腐敗と不正の臭いをまとう女刑事。かつては品行方正な警官と評判だった瑛子が変貌したのには、当然理由があるわけで──。桐野夏生のミロシリーズの主人公・村野ミロを彷彿させる。それにしても、これが文庫描き下ろしって贅沢!

『恋の病は食前に』(拓未司著 朝日新聞社¥1700)……いつなんどき、惚れスイッチが入るか予測不可能な変人料理評論家・草刈春男の猪突猛進、連戦連敗な恋を描いた連作集。各話に秋田の横手やきそば、兵庫の姫路おでん、神奈川ノシロコロ・ホルモン、宮崎の肉巻きおにぎり、愛知のイタリアンスパゲティと、流行りの御当地B級グルメが登場して、お腹が空いて困る(笑)。

『はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか』(篠田節子著 文藝春秋¥1476)……気味が悪いけど面白くて、不穏で妙にリアルで、怖いけどやっぱり面白い。ジャンルとしてはSFになるんだと思うけど、そして個人的に私はSFに苦手意識があるのだけれど、それ以上に「篠田節子」なので、たっぷり楽しめた。なんか独特なんだよね篠田節(子)。好きだー。

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関連書籍

杉江松恋/藤田香織『東海道でしょう!』

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