2026年7月18日
九月から始まる予定の月刊連載。その写真撮影のため、朝から静岡の沼津へ向かった。
連載のテーマは、祖母との思い出。
沼津北口にある祖母と祖父が住んでいた家で撮影。そのあと、祖母とよく行った近くの神社にまず行って、昼に「中央亭」の餃子を食べた。そして、祖母や祖父、母も眠る墓を訪ねた。そのあとは、三島に移動して千本浜へ。最後に三島大社で撮影をした。
***
墓参りの風景も撮影していただいた。雑誌の編集長とカメラマン、担当編集にも祖母の墓前でお線香を上げてもらった。
そのあと住職が、「アイスコーヒーでも飲んでいってよ」と声をかけてくださり、お寺の裏手にあるご自宅の居間へ通してくれた。
庭を眺めながら、しばらく汗が引くのを待つ。扇風機が二台、カタカタカタ……と回っているだけだが、森から抜けてくる風が気持ちよくて、少々眠くなった。
苦味の少ないアイスコーヒーが美味しくて、思わず三杯もおかわりしてしまった。
富士山の湧水が水道水として利用されているからかもしれない。コーヒーの味というより、水の美味しさを飲んでいるような気がした。
***
連載の一回目はほぼ出来上がりつつある。だいたい二年間、連載する予定。来月には詳細をここで発表できると思う。
自分にとって、とても大切な雑誌での連載。それに、元々好きで写真集も持っているカメラマンが、写真を担当してくれる。編集は、尊敬する先輩の作家に入っていただけることになった。
十月から、自分にとって大切な連載が始まる。
***
J-WAVE「BEFORE DAWN」の公開放送を、とある書店で、今年中にできないか、画策中。
***
SNSで流れてきた、昨夜の『ミュージックステーション』での中森明菜さんの「難破船」。山手線に揺られながら聴いていたら、危うく涙が溢れそうになった。
小説『これはただの夏』に登場する少女の名前を「明菜」にしたのは、もちろん中森明菜さんからだ。触れたら壊れてしまいそうな繊細さがありながら、芯は誰よりも強く、生きる力を秘めている。そんな子を思い描いて、「明菜」という名前をつけた。
令和に、『ミュージックステーション』で中森明菜さんが「難破船」を歌っている。
その事実、というか奇跡に、危うく涙が溢れそうになった。
あなたとわたしの生存確認日記

今日も無事でしたか? 燃え殻さんが毎日配信するレター「底なし日記」より、週に一度一日分を転載します。
(アイコンイラスト:大橋裕之)
- バックナンバー
-
- 写真撮影のため、朝から静岡沼津へ(7月1...
- 新宿三丁目『スパゲティー nokishi...
- 紆余曲折にも程があるほどに曲折(7月2日...
- ソプラノ声のまたね!(6月24日)―『初...
- 不思議な仕事に就いている(6月15日)―...
- 「どこの炒飯が一番美味いか?」(6月7日...
- NEWノートパソコンの行方(6月3日)―...
- 『どんな人生にも名ゼリフはある』(5月2...
- 都会派になりたい(5月19日)― 太田胃...
- 高級ホテルのロビーで流れるリラックスジャ...
- レモンスカッシュ日和(5月7日)― 舘ひ...
- あんたはだいじょうぶ(4月28日)―三週...
- 長野県『上田映劇』で『トニー滝谷』を鑑賞...
- 手土産はなにを持って行けばいいのか?(4...
- 肌感が合う作家(4月4日)―真剣にショー...
- 牛乳パンの価格も上がった(3月26日)―...
- 『男の料理』ですら人は揉める(3月21日...
- 富士山の見えるお寺で(3月14日)―母の...
- 渋谷は永遠に工事中だ(3月4日)―X軽く...
- 着たいと思った服を着て、食べたいと思った...
- もっと見る










