暮らし術

渋谷の『喫茶室ルノアール』で、レモンスカッシュを注文した。それくらい東京は夏だった。
二十二歳のとき、お茶の水にあったデザイン会社に、研修という名目で、二週間ほどアルバイトに入ったことがある。小さな会社で、社長は、社長兼カメラマンをしていた。
自分の仕事は雑務全般。社長について撮影アシスタントをしてみたり、事務所の清掃、買い出しなどが主な仕事だった。時給は七百二十円。勤務時間は、朝の八時半から夜九時まで。残業代はなかったが、残業がない日はなかった。

今日も無事でしたか? 燃え殻さんが毎日配信するレター「底なし日記」より、週に一度一日分を転載します。
(アイコンイラスト:大橋裕之)

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