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北極かえるのコモンロー日誌

2020.01.23 更新 ツイート

ボンジュール!フランス語圏のモントリオールに行ってきた!吉村静

もう2ヶ月ほど前になるけれど、カナダ東部・ケベック州にある都市、モントリオールに行ってきた。

5年前にバンクーバーで知り合った友人がケベック州・ケベックシティ出身で、現在はモントリオールに住んでいるということで、彼女の家に数日間お世話になったのだ。

雨のバンクーバーとはうって変わって太陽と雪のモントリオール!

カナダは英語とフランス語の2カ国語が公用語で、フランスの影響を受けているケベック州ではフランス語が話されている。私も初めてカナダに来た時、すべての商品のパッケージが2カ国語で記載されていることに驚いた。

また、私のように永住権を保持している人は、無料で英語とフランス語を学べるプログラムもあったりする(私も今、これに申請中!)。

 
英語とフランス語で書かれた商品パッケージ。

ケベック州は16世紀ごろからフランスの入植を受けたために、今でもフランス文化が深く根付いている。人口は首都のあるオンタリオ州の次に多く、850万人を超える(バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州は500万人ほど)。

バンクーバーではほとんどの人が英語を話すので、フランス語に触れる機会はないし、フランス語が話せなくても困ることはないんだけれど、モントリオールは全てがフランス語。同じ国なのに違う国に来た感じでなんか嬉しい!

多くの人で賑わう名所、マウント・ロイヤルパーク。クロスカントリースキーコースもあった!

友人のキャミは英語もフランス語も話すバイリンガル。フランス語圏に生まれ育った彼女に「自分はフランス人だ! みたいなアイデンティティはあるのかな?」と聞くと「いや、カナダ人だね」と返ってきた。

「フランス語圏も英語圏もいろんな文化のあるカナダを尊敬するよ」と。

また、モントリオールはバンクーバーのように移民が多く住んでいるため、英語を話す機会ももちろんあるという。ただモントリオールとケベック州の他の地域とではまた雰囲気がだいぶ変わるんだとか。

キャミの両親はケベック州・ケベックシティに今も住んでいて、フランス文化にとても誇りを持っているそうだ。

実際、ケベック州の中にはカナダから独立したいという人たちも多くいる。

友人のキャミ、北極かえる、ダーリンルイス。

そんなモントリオールは11月の中旬ですでに積雪があり、気温はマイナス8度。雪国新潟生まれの北極かえるにとってはこのキーン! とした寒さが心地よい。

また、ファッションとか関係なくめちゃめちゃ着込んだ人たちの道ゆく姿が愛らしい。街は小さなカフェやギャラリーがたくさんあって、建造物もヨーロッパ調。

アウトドアスポーツの盛んなバンクーバーとは雰囲気が違ってアートな趣のモントリオール!

ダウンタウンの眺め。
今話題のゼロウェイスト的なスーパーや、ローカルアーティストたちのギフトショップみたいなのもあった。

そして食べ物が何を食べてもめちゃめちゃ美味しくて安い(バンクーバーに比べて)!! バンクーバーには名物料理的なものがないんだけれど、モントリオールというかケベックにはある! それがこちら! ババーン!

その名もプーティーン

フライドポテトにグレイビーソースがかかっていて、そこに歯応えのあるチーズがのっかっている。めちゃめちゃヘビーな食べ物だけど、このマイナス8度の世界では脂質がこの上ないパワーを与えてくれる(笑)。このチーズは噛むと「きゅっきゅっ」と音がする不思議なチーズ。モッツアレラチーズみたいにフレッシュで美味しい。

バンクーバーでは手に入らないこのチーズが恋しいぞ!

そして忘れてはならないのがベーグル。モントリオールはベーグルが有名で、24時間営業のお店もある

私も早速行ってみた。店に入るやいなやベーグルが店内をヒョイっと飛んでいる!笑 大きな釜でどんどん焼いてはカウンターへと流れてゆく。私も出来立てのベーグルを何も付けずにそのままほおばった。

うっ、うまいーー!!!!

キャミの友人にも「モントリオールで食べておくべきものは?」と聞いたら「やっぱりベーグルだね」と即答、この日本でいう「白米」的な、シンプルなパンに情熱と愛を注ぐモントリオールに愛着が持てた。

どんどん焼き上がるベーグルたち。

数日間の滞在後、バンクーバーが住みやすい理由に、日本食料理屋さんや日本食スーパーをはじめとするアジアのコミュニティがあるからだよな、ということを思った。

というのも、モントリオールはバンクーバーに比べてアジア人が少ない。実際バンクーバーから飛行機で5時間もかかるし、アジアからだとさらに遠いこともあるのかな。納豆とか食べようと思えば手に入るしなぁバンクーバー。

なんかモントリオールはヨーロッパへの入り口で、バンクーバーはアジアの入り口みたいだ!

道端で飼い主を待つワンコ。かわゆし!

言語含めてこれだけ違いがあっても同じ一つの国カナダ。いろんな人が、いろんな知恵といろんな言語で、いろんな文化を尊重しながら生きているんだと再認識した旅だった。

いつかフランス語も話せるようになりたいなぁ。

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北極かえるのコモンロー日誌

移民大国カナダのユニークな制度「コモンロー」を利用し、2019年、永住権を取得したひとりの日本人女性がいます。「自然に囲まれた土地で、自分らしく生きたい」と日本を飛び出し世界中を旅したすえに、彼女はなぜカナダを選んだのか? カナダでの暮らし、コモンローって何? 生き方の選択肢を探る連載です。[アイコンデザイン / 永井あゆみ]

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吉村静

1987年、新潟県長岡市生まれのランナー。走歴25年。ランニング雑誌の出版社に勤めた後にカナダへ渡り、トレイルランニングやハイキング、日々のお散歩に没頭する。カナダで2年過ごしたのちに南米やニュージーランド、インドなど様々な国で写真を撮りながら旅をする。2019年からカナダの永住権を取得し、現在はバンクーバーで暮らす。トレイルランニング用品専門店Run Boys! Run girls!のウェブにてアウトドアスポーツのある生活を綴る「Tip of the iceberg Newspaper」という名のブログも更新中。バンクーバーのヌーディストビーチで開催される裸のランニング大会Bare Buns Run2014年大会女子の部優勝。

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