このドラマのタイトル、「LOST10 (ロストテン)」。
このタイトルは一体何を意味するのか? 直訳すると「10を失う」となるわけだが……。
先日放送の第2話の内容から、その“失う10のもの”が見えてきた。
いやでもまさかな……“命”のことじゃないだろうな……?
第1話では支樺岳ツアー参加者で飲食店経営者の二階堂(金子昇)が崖から転落(突き落とされた線が濃厚)し、命を落とした。
そして第2話のラストでは、ツアーガイドの田畠(飯豊まりえ)が「すべて丸く収まる」という意味深な一言を発した後、自宅屋上から飛び降り命を絶った。

すでにこのドラマの中では2つの命がロストした。
そう……全10話、毎週一人ずつ死人が出る可能性が出てきたわけだ。
本当にそうならば、「毎週死にます」がキャッチコピーの2019年放送のドラマ「あなたの番です」(日テレ)以来のことでは?
そんな物騒なドラマだったのか?「LOST10」。
いや本当にそうなのか?「LOST10」。
ドラマ公式HPの「はじめに」には、
幾重もの「ロスト」から導き出される真実から、彼らは何を掴み取るのかーー?
と記載がある。
1話、2話と立て続けに死人が出ただけで「毎週人が死ぬのでは?」というのは短絡的な考えかもしれないが、このドラマはなんせ全容が見えてこない。
それは決してネガティブな意味ではなく、先が見えずにわくわくする……という意味だ。
物語の中心となっている支樺岳ツアー参加者の不可解な保険金の流れも、署名と同意がないため受け取れる可能性が限りなく低いことが第2話でわかった。
そうなると保険金殺人というのも“本当の目的”を隠すための行動でしかなさそうなため、その“本当の目的”を遂行するために真犯人は次々と殺人または殺人教唆を今後行っていく可能性を否定できない。
では、今このドラマで起こっている見えそうで見えない真犯人の本当の目的と正体とは?
考察食堂、開店です。
……なんだかすごく“っぽい”はじまり。
真犯人は娘にすぐ手をくだせる人物か?
真犯人……このドラマにおいてそう呼ぶことが適切なのかは不明だが、田畠にしろツアー参加者にしろハルネ(斉藤由貴)にしろ……その保険金云々が纏わる裏には、何者かの存在があるに違いない。
その何者か……をこの記事ではわかりやすく真犯人と呼び、順を追ってその正体を突き止めていこう。
前述の通り、田畠は自宅の屋上から飛び降りて命を絶った。
しかし彼女はその前に病室で何者かからの電話を受けた。
その後田畠は娘の乃々(木内天奏)の病室に行き「ごめん、今からさ、おうち行ってくるね」と言い残し、自宅屋上へと向かった。
屋上での田畠は「もうおしまい! おしまいだよ、私が馬鹿だった」と叫んだが、それに対する小駒(横浜流星)の「俺の方が馬鹿なんで!」という返しが、本当に馬鹿そうで可愛くてよかった。
……小駒は一旦置いておこう。
第2話の一連の発言と行動からみても、発端となった“支樺岳事件”に纏わるすべてのこと……。
ひとつはツアー参加者の保険金の受け取りを亜矢(中村アン)にしたこと、そしてもうひとつの二階堂の殺害までもを田畠は真犯人からの指示で行った可能性が高い。
田畠は乃々の命を脅かすようなことを電話で言われ、自死するほか乃々を助ける方法がないと悟ってあのような結果になったと考えられる。
真犯人からすると口封じだったのだろう。
ここからわかるのは、真犯人はすぐに乃々に手を下せる位置にいるということ。
そうでなければ田畠は警察に相談して乃々を保護してもらえたはずだ。
その隙もなく真犯人にやられてしまう恐れがあったため、田畠はあれほど切羽詰まっていたのではないか。
……となると怪しいのは乃々の担当医の吉野(井口理)か?
彼であれば乃々にすぐ手をかけられる。
だからといって担当医が一連の渦に関わっているような気配は今のところ皆無だ。
……もうここは考察ドラマあるあるの“警察、だいたい何かしてる”に頼るしかない。
そう、北海道警 北見方面本部 遠藤(吉沢悠)を怪しんでみないか?

なんせ演じているのはベテラン俳優の吉沢悠さんだ。
考察ドラマあるあるその2:“知名度考察”(知名度の高い俳優は重要な役どころになりがち)にも当てはまる。
もちろん、そんなふざけた理由だけではない。
真犯人が警察関係者であれば、田畠が小駒ら警察に何も言えずに命を絶ったことにも繋がる。
警察に頼ってしまえば、そのことがすぐに遠藤の耳にも届き乃々の身が危ないからだ。
さらに二階堂のペットボトルから検出された指紋が亜矢のものであった件も遠藤の情報操作があったのではないか。
明らかに正義の人である亜矢が犯罪に加担しているとも考えづらい現状(3話以降はわからないが……)を鑑みると、警察内でも上のポジションにいる遠藤が鑑識を脅して指紋の鑑定結果を書き換えさせることも容易そうだからだ。
……どう? 遠藤を怪しく思えてきたでしょう?
真犯人の目的は薬物の隠蔽
では仮に遠藤としている真犯人の目的とは一体何なのか?
それは“薬物の売買の隠蔽”ではないだろうか。
まだ断片的ではあるが、このドラマの中には薬物を匂わせる演出が多数あるため、それらが徐々に繋がってくると考えている。
<薬物に関連しそうな描写>
・第1話でハルネが隠れて使用していた薬
・二階堂経営の飲食店の包み紙が怪しげに映される
(食べ物の中に薬物を仕込んで販売していた? )
・薬物を積んだ船が座礁したという過去描写
保険金が本当の目的ではないことが明らかになった今、薬物の売買に関わった人物たちが“保険金殺人の渦に巻き込まれた体”で次々と消されている現状なのではないか。
その元締めが警察で上のポジションの遠藤。
おそらくその正体は関わる者たちに明かしていないのだろう。
関わる者たちの個人情報や弱みを掌握し、裏切ろうものなら脅し、時には消す。
そんな方法で遠藤は秘密裏に、そして都合よくあの街で薬物の売買を行い多額の利益を得ていると私は考えている。
第2話の最後に従業員のリアム(ダズ・シン)がヒンドゥー語で発した「人を地獄に連れて行く」という謎の言葉も、どこか薬物を連想するとも思える。
今回命を落とした田畠も安易な考え……それこそお小遣い稼ぎのような軽い気持ちで薬物の売買に加担し、引き返せないところまで行ってしまったのではないか。
昨今社会問題となっている闇バイトが物語と大きく絡んできそうだ。
第2話を終えて少し輪郭が見えてきたような気もする「LOST10」。
しかしまだまだ謎が多過ぎて、“真犯人考察”という面では頭を抱えている現状だ。
3話以降も大事な点をロストしないよう、集中してドラマを観ていこう。
乃々ちゃんのケア、誰かお願いしますね。泣
••┈┈┈┈•• ドラマ情報 ••┈┈┈┈••
TBS『LOST10』( 毎週金曜夜10時~)
出演:横浜流星、小栗旬、中村アン、飯豊まりえ、井口理 (King Gnu)、岩谷健司、松下洸平、市川実日子、野呂佳代、斉藤由貴
脚本:奥寺佐渡子
音楽:Gabriele Roberto
主題歌:Maya「LOST」(Sony Music Labels Inc.)
演出:塚原あゆ子、泉 正英
プロデュース:新井順子
編成:荒木沙那
制作:TBSスパークル、TBS
著者:ケメ・ロジェ
イメージイラスト:サク
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