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考察食堂 -ドラマを噛んで味わう-

2026.09.15 公開 ポスト

日曜劇場「VIVANT」第18話 劉銘軒(リュウ・ミンシュエン)やはり仲間!野崎との作戦の全貌を解説します。#堺雅人 #阿部寛 #二階堂ふみ #二宮和也 #松坂桃李 #6969b6969b~ろくろっ首~(ドラマ考察系 YouTuber)

正直なところ、まさかの第18話だった。

 

第18話の大半が、作戦の説明と、そのための練習だったのだ。

 

 

派手な銃撃戦が続くわけでもなければ、物語を根底からひっくり返すような真実が明かされるわけでもない。

 

乃木(堺雅人)たちは作戦を立て、何度も確認し、何度も練習する

 

言葉だけで説明すれば、それだけの回である。

 

なのに、無茶苦茶に面白い。

 

これから何かが起きる。
この作戦の先に、とんでもないことが待っている。

 

そんな予感を少しずつ積み上げながら、“まだ何も始まっていない時間”さえエンターテインメントに変えてしまう。

 

第18話は、そんな『VIVANT』の強さを改めて思い知らされる回だった。

 

そして、今回これほど作戦準備の時間にワクワクした理由は、もう1つある。

 

集まっているメンバーが、とにかく熱いのだ。

 

乃木とノコル(二宮和也)。

 

そこに、テントが設立した民間軍事会社「Y2K」の精鋭たちが加わり、タイからはテントモニターのチョッキーも駆けつける。さらに、長野のエージェントであるゲルンまでいる。

 

そしてチームにはもう1人、あの男が帰ってきた。

 

新庄(竜星涼)である。

 

やはり彼は生きていたのだ。

 

これで役者は揃った。

 

これだけのメンバーが時間をかけて作戦を練り、何度も練習を重ねていく。

 

そして、作戦を説明されればされるほど、その練習を見せられれば見せられるほど、「この計画通りには絶対にいかないだろう」という嫌な予感まで膨らんでいく。

 

なにせ『VIVANT』である。

 

これだけ丁寧に作戦を説明して、本番もそのまま成功しましたーー

 

とはいかないだろう。

 

だからこそ、「一体どんなものを見せてくれるのだろう」という期待が膨らむのだ。

 

第18話は決戦の回ではなかった。

 

決戦を最高に面白くするための、“助走”の回だったのだ。

 

そして『VIVANT』は、その助走だけで1時間を走り切ってしまった。

 

いよいよ次回、シャキ城での救出作戦が始まる。

 

ここまで丁寧に積み上げられた期待が、どんな形で裏切られるのか。

 

一刻も早く続きを見たい。

 

しかし次回の放送は3週間後である。

 

これだけ助走をつけておいて、ここで3週間もお預けなのだ。

 

第18話では、リュウ・ミンシュエン(堺雅人)が野崎(阿部寛)に仕掛けた“飢え”が描かれた。

 

食事を与えず、極限まで飢えさせる。

 

どうやら、今度は、私たち視聴者の番らしい。

 

きっとこの3週間、私たちは救出作戦の行方を予想し、誰かを疑い、予告を何度も見返しながら、『VIVANT』に飢え続けるのだろう。

 

10月4日。
この日に向けて、我々は3週間、存分に飢えることにしよう。

 

その先に待つ“ご馳走”が、とびきり美味いことを期待して。

 

リュウの行動は樊の信頼を得て情報を引き出すため?その作戦を解説します。

 

一見すると、第18話のリュウ・ミンシュエンは、とんでもなく卑劣な男だった。かつて愛した野崎を拘束し、食事を与えず、極限まで“飢え”させる。

 

しかし私の見解では、リュウ・ミンシュエン仲間説はさらに強くなったと考えている。

 

ポイントは、リュウが野崎に何をしたのかではない。

 

なぜ、そんなことをしたのかである。

 

まず気になったのが、“9日間”という時間だ。リュウは当初の予定を変更し、9日で戻ってきた。

 

ここで重要なのは、その間、野崎が生きたまま時間を稼げたということではないだろうか。

 

あえて“飢え”という時間のかかる方法を選ぶことで、野崎を殺すことなく9日間という時間を作ることができた。

 

そして、その裏では乃木たちが黒須ら別班員を救出するために動き出している。だとすれば、リュウが稼いだ9日間は、乃木たちが必要としていた準備の時間ともいえるのではないか。

 

リュウは野崎を苦しめたかったのではない。

 

野崎を“殺さずに時間を稼ぐ理由”を作っていたのではないだろうか。

 

さらに、もう1つ気になることがある。
リュウはシンシーの中で、樊林杏(宮下今日子)からの信頼を得ようとしているようにも見える。

 

 

これも表面だけを見れば、リュウが完全にシンシー側の人間である証拠に見える。

 

しかし、逆から考えてみたい。

 

もしリュウが野崎のために動いているのだとしたら、シンシーの外側から敵対するよりも、内側で樊の信頼を得た方が圧倒的に価値がある。

 

なぜシンシーは、これほどまでにテントを求めているのか。
テントの何を欲しがっているのか。その答えを知るには、樊に近づくしかない。

 

つまりリュウは、野崎を追い詰めることで自らの忠誠心を樊に見せつけ、その懐へさらに深く入り込もうとしているのではないか。

 

野崎を裏切ったように見せる。
野崎を苦しめる。
そして樊から信用を得る。

 

すべては、シンシーがテントに執着する“本当の目的”を聞き出すため。

 

そう考えると、第18話のリュウの残酷な行動が、まったく違って見えてくる。

 

『VIVANT』では、表面上の行動と本当の目的が一致しないことが何度もあった。

 

乃木が裏切ったように見えて、裏切っていなかった。
野崎が裏切ったように見えて、裏切っていなかった。

 

そして今度は、リュウが野崎を苦しめているように見えて、実は野崎を救おうとしている。

 

そんな反転が待っているのかもしれない。

 

もちろん、まだ決定的な証拠はない。

 

しかし第17話で見えた「野崎への愛」に、第18話では9日間という時間経過と、樊の信頼を得るという新たな材料が加わった。

 

だから私は前回よりも強く思っている。

 

リュウ・ミンシュエンは、野崎を裏切っていない。彼は愛する男のために、敵の懐深くに入り込み、たった1人で任務を続けているのだ。

 

「究極の愛は人を狂わせる」

 

これは「野崎という愛する人のためなら、祖国すら裏切ることができる」という意味なのかもしれない。

 

第18話を見て、私は前回よりも確信している。

 

リュウ・ミンシュエンは、やはり仲間だ。

••┈┈┈┈•• ドラマ情報 ••┈┈┈┈••
TBSテレビ『VIVANT』( 毎週日曜夜9時~)
出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、竜星涼、山中崇、富栄ドラム、濱田岳、小日向文世、松坂桃李
原作・演出・プロデュース:福澤克雄
演出:宮崎陽平、加藤亜季子
脚本:宮本勇人、李 正美、山本奈奈、土井笑生

著者:ペチ
イメージイラスト:サク

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3人組ドラマ考察系YouTuber 6969b(ろくろっくび)による考察記事の連載がスタート!

今話題のドラマの真犯人は?黒幕は?このシーンの意味は?

物語を深堀りして、噛むようにじっくり味わっていきます。

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6969b~ろくろっ首~ ドラマ考察系 YouTuber

登録者10万人超えのドラマ考察系YouTuber。

大人気を博した考察ドラマ「あなたの番です」では公式本に考察集団"として掲載され、担当プロデューサーとコラボした経験もあり。

『僕らとエンタメを全力で楽しもう』をモットーに、落ち着くお茶の間のようなチャンネルを目指して活動中です!

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