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もう一度だけ会えたなら、ぼくとわたしは──

2026.06.23 公開 ポスト

「死にたい」と願った青年は夢を叶え、母を亡くした幼子は少女へ。10年の歳月がもたらした、それぞれの歩み越尾圭

2025年3月に発売され、その切ない設定と胸を打つ結末が多くの読者の心に深く残った越尾圭さんの小説『ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ』(通称・ぼくきみ)。

それから1年が過ぎ、待望の続編『もう一度だけ会えたなら、ぼくとわたしは──』(通称・ぼくわた)が、2026年6月11日に発売となりました。

前作で命の入れ替わりを経験した十和田航平と、10年前に母を亡くした娘・明里が織りなす「その後の奇跡」を描いた感動作です。

舞台は、あの切ない別れから10年が経った世界。「もう一度ママに会いたい」と願う明里と、小説家となった航平が、試行錯誤の末に七夕の夜の再会を試みます。「10年間、それぞれが胸に抱え続けてきた想い」がどう交錯していくのかが読みどころです。

*   *   *

▶登場人物紹介

10年という時間は、ただ年齢を重ねるだけでなく、彼らの立場や在り方を少しずつ、けれど確実に変化させました。
かつて実の母の違和感に気付いていた幼子は、母によく似た快活な少女となり、
人生に絶望していたあの青年は、「奇跡」を経て自らの夢を実現させ、
そして、「生きたい」と心から願ったあの人は──。
今回は、彼らを前作の姿も交えながら少しご紹介いたします。
 

十和田航平(とわだ・こうへい) 8月11日生まれ
10年前(前作):26歳。愛知県名古屋市出身。大学2年生から小説を書き始める。そこそこブラックな会社で、不動産物件の営業担当として勤務。仕事や人間関係がうまくいかず、自暴自棄となり桜の下で「死にたい」と願い、美羽との「入れ替わり」を経験した。
現在:37歳。ペンネーム「とわ」で活動する小説家。十年前に勤めていた会社はすでに退職している。

椿明里(つばき・あかり) 12月10日生まれ
10年前(前作):4歳。(椿美羽と椿琢也の一人娘。)見た目は美羽でも、中身は航平であることに、幼いながらも違和感を覚えていた。
現在:15歳の高校1年生。母を亡くした寂しさを抱えながら成長し、現在は小説家「とわ」の大ファンでもある。 

椿美羽(つばき・みう) 6月7日生まれ
10年前:29歳。宮崎県宮崎市出身。IT企業の営業部で「エース」として活躍し、夫の琢也とは職場結婚。産休を経て復帰し幸せな日々を送っていたが、スキルス胃がんで余命1年の宣告を受け、桜の下で「生きたい」と願い、航平との「入れ替わり」を経験した。

椿琢也(つばき・たくや) 2月15日生まれ
10年前(前作):32歳。美羽と同じIT企業の開発部でエンジニアとして勤務。
現在:42歳。10年前と同じIT企業に留まり、現在は開発部の部長を務めている。

西崎日菜乃(にしざき・ひなの) 3月31日生まれ
10年前(前作):26歳。航平の同期。航平の姿をした美羽と接するうちに、少しずつ関係を深めていく。
現在:36歳。10年前と同じ職場で係長に昇進。現在は航平と交際している。

石黒(いしぐろ)
現在:航平にとっては元上司で、日菜乃の上司。パワハラ気質だが、根は良い人。

*   *   *

▶物語をさらに彩る、新たな登場人物たちにも注目!
本作『ぼくわた』の魅力は、前作からの登場人物たちの成長だけではありません。
15歳になった明里の高校生活を鮮やかに彩る、部活動の仲間や、新しくできた同級生たちなど、今作から新しく登場するキャラクターたちも非常に魅力的に描かれています。明里たちの青春のシーンは、読んでいて胸が熱くなること間違いなしです。

10年の歳月がもたらした、明里や航平たちの深い葛藤と、新たな登場人物たちがもたらす青春。ぜひ確かめてみてください!

関連書籍

越尾圭『もう一度だけ会えたなら、ぼくとわたしは――』

売れない小説家の航平と、十年前に母・美羽を亡くしたとわファンの明里は、満開の桜の下で出会う。航平と美羽が最期の一年を入れ替わっていたという真実を知らされた明里の心には、ある“想い”が生まれる。“もう一度ママに会いたい”──二人は七夕に美羽を呼び出そうとする。大切な人との切ない再会の夜、何を伝えるのか──。

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もう一度だけ会えたなら、ぼくとわたしは──

2025年3月に発売され、その切ない設定と胸を打つ結末が多くの読者の心に深く残った『ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ』の著者・越尾圭さんの最新作『もう一度だけ会えたなら、ぼくとわたしは──』。本特集では、発売を記念して本作にまつわる様々な情報をお届けします。

 

 

 

【あらすじ】

 

売れない小説家の航平(とわ)と、十年前に母・美羽を亡くしたとわファンの明里は、満開の桜の下で出会う。航平と美羽が最期の一年を入れ替わっていたという真実を知らされた明里の心には、ある“想い”が生まれる。“もう一度ママに会いたい”──二人は七夕に美羽を呼び出そうとする。大切な人との切ない再会の夜、何を伝えるのか──。

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越尾圭

一九七三年、愛知県生まれ。早稲田大学卒。第十七回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉を受賞し、『クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない』(宝島社文庫)でデビュー。著書に『協力者ルーシー』『なりすまし』(ともにハルキ文庫)、『誰がためにその手は』(ハーパーBOOKS+)など。

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