自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン

絶賛発売中の『砂嵐に星屑』。

直木賞候補、本屋大賞ノミネートなど話題沸騰中の一穂ミチ、期待の最新刊です。

なにより、書店員さんたちからの熱視線がすごい！

ぜひみなさまにもその熱量をお伝えしたく、一部ご紹介いたします。今回はパート4になります。

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やっぱり一穂ミチさんの作品は私と一緒に歩いてくれるんだなぁと。
地道に歩んでいく人たちの感情の機微が手に取るようにわかるというか、
感じられるというか…
その繊細さが一穂さんの良いところで、これを是非ともまだ読んでいない方々に届けたいです。

あとご当地という感じで楽しく読めました！
『泥舟のモラトリアム』は、「あーいまここ歩いてるなー」というのがとても分かりました(笑)

舞台が大阪という点、そして、解散場所にうちのお店の前…！ベタヤ～～！と思いながら、土地の雰囲気だったり、ルートだったりが全て手に取るようにわかるので読んでいてありありと情景が思い浮かびました。

女性って、男性って、というような最近の風潮はとても生き辛いなと思う部分があるのですけれど、そこに対して一緒に闘うというか、共感してもらえるというか…。（言い表す言葉をもっていなくてとても申し訳ないです…）別に強く生きる必要ってないのかもなと思うことができる作品でした。一穂さんの作品は私と一緒に生きてくれる作品です。

紀伊國屋書店梅田本店　辻本彩様

もったいなくて、少しずつ読んでいました。やっぱり好きです。一穂さんの中毒になっていることを自覚しました。登場人物は魅力的ですし、キュンキュンします。

文信堂書店長岡店　實山美穂様

一穂さんの文章を読むたびに瞳の奥では光が弾け、心の中心はたやすく爆ぜる。さりげなく敷き詰められた繊細な描写に歯根がぎりりとなり、細やかな感情の揺らぎはまた私を大いにゆさぶる。

いつも想像をはるか超える場所を涼しい顔して言葉が駆ける。そのクールさが意外な熱っぽさがたまらなくすきだ。

完成した本を手にする時、やはり私は唸り、見当違いの嫉妬をし、潔く白旗を上げるだろう。そんな日が訪れることがたまらなくたのしみだ。

セルバBRANCH岡山店　横田かおり様

寄り添う形は、無数の星のようにこの世界にはあるのだ。ビターな種の中に不思議と前向きに心が軽くなっていく素が散りばめられた短篇集。

うさぎや矢板店　山田恵理子様

今まで出会ったことのない作品でした。

ＴＳＵＴＡＹＡ　ＢＯＯＫ　ＳＴＯＲＥ　近鉄草津　日髙加佳子様

人生はテレビの画面を見るように、、他人からは上辺だけしかわからなくて、その舞台裏を知るのは、ほんの一握り…。それでも、そこには、様々な人間模様があって、テレビ局と人生ってちょっと似てるんだなぁって感じました。不器用でもいい、カッコ悪くたっていい、自分“らしく”生きてもいいんだ！と、心に力を与えてくれるストーリーです。

三省堂書店一宮店　外山亜沙美様

不意の節目をつける区切り。テレビ局を舞台に、節目が訪れた女性たちの区切りを描く連作集。

望む望まないに関わらず、不意に訪れる人生の節目に翻弄されながらも区切りをつけていく女性が生々しく描かれているが、もの悲しさの中にも、強かさ、しなやかさ、柔軟さを感じてしまうのは凝り固まった男の視点だからだろうか。外から見ると華やかさが目立つテレビ局という場所だからこそ余計に際立つ女性たちの葛藤が浮かびあがる作品。

明林堂書店南宮崎店　河野邦広様

情景、その場の匂い、とにかく体験できるすべてが一気にかけめぐり、登場人物たちが一穂さんの文章で呼吸をしだして、開始4行で自分の感情に名前をつけれないのに泣いてしまった。すべてが愛おしい。そう思わせてくれる作品に出合ったこの瞬間の体中をかけめぐる疾走感を1人でも多くの人に味わってもらいたい。ささくれだった心を溶かしてもらえた。

明林堂書店ゆめタウン大竹店　船川梨花様

事件や衝撃的な出来事が起きるわけではないけれど、読んでいくうちに心の中での存在感がどんどん大きくなっていく、そんな作品でした。 不器用でも、不格好でも、それでも前に向かって生きていこうとする彼女たち。人ってなんて愛すべき生き物なんだろうと思えます。すごく好きな作品です！！

幕張蔦屋書店　後藤美由紀様

すぐさま読みました。すぐさまです。一穂さんの小説はいつも思いがけないところでこちらの感情が翻弄されて驚きます。その揺れ幅も、ぐらんぐらんと箱型ブランコを立ち漕ぎで立って揺するがごとくの翻弄ぶりです。そのくせ、読後は目をこらすと確かにキラキラと何かが通りすぎたあとのように、光の粒が胸の中に落ちているのです。「砂嵐に星屑」という題そのものです。砂嵐…不穏ですね！

今野書店　坂井絵里様

この作品で完全に一穂ワールドが確立しましたね。女性の心情を描く細やかさと設定の大胆さに驚きました。地下室の幽霊の最後のセリフ「大丈夫、頑張れ、ちゃんと見ててあげるから」この言葉が一穂ワールドの真骨頂。まだまだファンが増える作家だと実感しました。

TSUTAYAららぽーとEXPOCITY　飯室繁樹様

これは胸が苦しくなるようなそんな毎日を生きている全ての人に贈るエールだ！！　

明日からもっと自分を大切にしようとそんな気持ちになれる小説です。

紀伊國屋書店天王寺ミオ店　木曽由美子様

複雑な人間関係や心の動きをここまで繊細に描きながらも力強いすごい小説でした！！ままならない現実をリアルに表現しつつ、共感によってそっと寄り添ってくれる一冊。多くの人に読んで欲しいです。

平安堂若槻店　岩村陽子様

ことばのリズムが心地よく、関西弁のツッコミにクスッと笑い、最後は温もりにつつまれた物語でした。

「大丈夫、頑張れ、ちゃんと見ててあげるから。」

不安を和らげ、安心して前を向ける魔法のようなこの言葉をみんな誰かに言ってもらいたいのだと思います。

ジュンク堂書店奈良店　伊藤奈美様

「スモールワールズ」に続き、様々な年代の生き辛さが鮮明に描かれていました。人とのつながりは、家族、恋人、友人だけではない。秘密を共有したことがきっかけで始まった同僚以上友人未満の関係だったり、絶対に自分のことを好きにならない片想いの人と同せいしてるもどかしい関係だったり…。

他人に話せば何度も聞き返されてしまうような関係であっても、その関係をあたためていけば当人達にとって宝物になる…そんな予感と希望を感じずにはいられない。砂嵐の中にも星屑が混ざっているはず。

うつのみや金沢工大前店　寺井里緒様

テレビ局で働く大人たち。不器用な生き方と自覚がありながら
働き続けることを選び、自分と向き合い周りを巻き込み、巻き込まれながら
懸命に生き方を探し続ける。
「働く」ことで感じる理不尽、あきらめ、そして希望。
様々な感情が共感できる四編からなる本作。
前作『スモールワールズ』の心の奥の静かで深い衝撃を再び。

柏の葉蔦屋書店　河瀬裕子様

全ての人間が自分の思い描いている人生設計を完遂出来るのだったら、どんなに良いだろう。ここに出てくる主人公は残念ながら（少なくとも今のところは）こんなハズじゃなかったという人生を送らさせられている。それでも”明日”は来てしまうし、お腹は空くし、何より生きなくてはいけない。

そんな様々な状態にあっても、もがき続けて生きていく…そこから、人の人生は開けていくのだと教わりました。 多田さんのくるみちゃんは急に出てきて何だか解らず？？？？でしたが、数頁後の現実（ある意味）過去を知り、背中がゾクッとしました。怖。

書泉ブックタワー　飯田和之様

馴染みのある大阪の街並みだからか、頭の中で生々しく人物が動いた。 誰かに心を持っていかれると、こんなに人生が乱れるのか。 女性であるというだけで、こんなに傷が付けられるのか。 彼女たちが不幸だと周りが思えば思うほど、彼女たちの居場所が狭められる。 決して笑顔で傷を受け容れているわけではないけれど、 その傷と共に生きていかなくてはならないと覚悟した時から、新たにスタートするのかもしれない。

水嶋書房くずは駅店　永嶋裕子様

一穂さんの描く人は、なぜこんなに愛しいと感じさせるのだろうか。過去に傷があったり、どうしようもなく不器用な人も、みんな人間くだくて、正直で、愛しいと思わずにいられない。だからも、もっともっと物語が読みたくなる。中毒性有りです。

TSUTAYA太子店　大道幹子様

とっても面白かったです。一気に読んでしまいました。

一話目のお話は、私と同年代、過去から抜け出せない女性のお話。三話目のルームシェアをする男女の越えられない線上にある切ないお話しでした。それぞれの主軸である女性が非常にリアル。

一話目は幽霊という非現実的なものが出てくる話なのに、最後は「ああ、ちゃんと終わらせることができてよかったね」って納得してしまった。過去は変えることはできないけど、新しい幸せの形がみつかればいいなと思いました。あと、会話文のかけあい、特に邑子と雪乃のかけあいが、とても良い、オチもよかった。

TSUTAYA高砂米田店　石川真子様

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まだまだたくさんご感想いただいております！

続きはまたパート5でご紹介いたします。