
日本最古の歴史書「古事記」の神話を、爆笑に次ぐ爆笑でご紹介しているこの連載。
落語家・桂竹千代さんの手にかかれば、難しいと思う歴史書も、最高のエンタテインメントに!
さて今回は、引きこもっちゃったアマテラスを岩戸のなかから引きずり出そうと、エロティックなダンスに興じる神様の登場。
はたして……。
* * *

第7話「ナルシストかよ!」
アマテラスが岩戸にこもってしまうと、彼女は太陽神なので、世界中の光がなくなってしまいました。
そこで八百万の神々が、天安河原(あまのやすかわら)に集まって会議を開きます。
この天安河原は、宮崎県高千穂町に伝承地があります。神話の舞台になることの多い宮崎県の中でも、高千穂は特に神話の伝承が多い、神話の街です。第6話に出てきた「天岩戸神社」の裏手の道を15分くらい、激しめの川が流れているのを横目に見ながら歩いていくと、洞窟があります。ここが天安河原です。
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落語DE古事記

神社に行けば、私たちは神様にありとあらゆることをお願いしますよね。商売繁盛に合格祈願に延命長寿に縁結びに厄除けに……。
でもちょっと待って。こんなに頼りにしてる「神様」のこと、ちゃんと知ってますか?
神様について書いてあるのが「古事記」です。歴史の教科書でも最初の方に出てくるので、「古事記」について聞いたことのない人はいないと思いますが、でも何が書かれているかまで説明できる人って、少ないんじゃないでしょうか。
そこで、大学院まで古代史を専攻していた落語家の桂竹千代さんに、「古事記」を楽しく解説していただくことにしました。
爆笑注意ですから、静かな場所では読まないようにしてくださいね!
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