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美しい暮らし

2019.03.20 公開 ツイート

「めんどくさい病」のための簡単牛丼レシピ 矢吹透

どうやら、私は「めんどくさい病」を罹患してしまったようです。

事の発端は、3週間ほど前、高熱を出したことに始まります。

体の節々が痛み、下痢も続き、すわ、これはインフルエンザに違いない、と検査を受けたところ、陰性でした。おそらく、胃腸炎でしょう、と先生は仰いました。

帰宅して、ネットでいろいろ調べてみると、私の症状は、ノロとか、ロタといった、ウィルス性の胃腸炎が引き起こす状態と近い感じがいたしました。

ノロやロタは、感染力が強いそうなので、周囲に移すことのないように、細心の注意を払って生活しなくては、と思いました。

保菌者が調理に携わるのは、汚染を引き起こすきっかけになる、ということでしたので、暫くの間、料理をお休みすることにいたしました。

パートナーには、食事を外食か、テイクアウトで済ませてもらうようにお願いし、来客の予定も、一ヶ月ほど先まで、すべてキャンセルして頂くことにいたしました。

思えば、これが、「めんどくさい病」を罹患する、きっかけでした。

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矢吹透『美しい暮らし』

味覚の記憶は、いつも大切な人たちと結びつく——。 冬の午後に訪ねてきた後輩のために作る冬のほうれんそうの一品。苦味に春を感じる、ふきのとうのピッツア。少年の心細い気持ちを救った香港のキュウリのサンドイッチ。海の家のようなレストランで出会った白いサングリア。仕事と恋の思い出が詰まったベーカリーの閉店……。 人生の喜びも哀しみもたっぷり味わせてくれる、繊細で胸にしみいる文章とレシピ。

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美しい暮らし

 日々を丁寧に慈しみながら暮らすこと。食事がおいしくいただけること、友人と楽しく語らうこと、その貴重さ、ありがたさを見つめ直すために。

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矢吹透

東京生まれ。 慶應義塾大学在学中に第47回小説現代新人賞(講談社主催)を受賞。 大学を卒業後、テレビ局に勤務するが、早期退職制度に応募し、退社。 第二の人生を模索する日々。

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