2025.08.22 公開
2025.08.15 公開
密かに起草され、目まぐるしく修正された「昭和天皇の戦争終結の言葉」
辻田真佐憲
2019.04.30 公開
【改元特集】天皇は1000年単位で物事を考え言葉を紡ぐ存在〔再掲〕
辻田真佐憲
2019.04.26 公開
屋良沖縄県知事の葬儀に供花した今上天皇の沖縄への特別な思い
辻田真佐憲
2019.04.22 公開
昭和天皇への抗議が広がったヨーロッパ外遊
辻田真佐憲
2019.04.19 公開
「米をピシャッとやることは出来ぬか？」架空の戦果に踊らされ、決戦を求める昭和天皇
辻田真佐憲
2019.04.13 公開
二十歳の皇太子・裕仁親王が摂政になったとき
辻田真佐憲
2019.04.08 公開
明治天皇の存在感を見せつけた政治的発言
辻田真佐憲
2019.04.03 公開
「教育勅語」の神聖不可侵を天皇は望んでいなかった
辻田真佐憲
2019.03.30 公開
過度に理想化され独り歩きする言葉たち ～五箇条の御誓文～
辻田真佐憲関連書籍
辻田真佐憲『天皇のお言葉 明治・大正・昭和・平成』
天皇の発言ほど重く受け止められる言葉はない。近代国家となった明治以降、その影響力は激増した。とはいえ、天皇の権威も権力も常に絶対的ではなかった。時代に反する「お言葉」は容赦なく無視され、皇位の存続を危うくする可能性もあった。そのため時代の空気に寄り添い、時に調整を加え、公式に発表されてきた。一方で、天皇もまた人間である。感情が忍び込むこともあれば、非公式にふと漏らす本音もある。普遍的な理想と時代の要請の狭間で露わになる天皇の苦悩と、その言葉の奥深さと魅力。気鋭の研究者が抉り出す知られざる日本の百五十年。
辻田真佐憲『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争』
信用できない情報の代名詞とされる「大本営発表」。その由来は、日本軍の最高司令部「大本営」にある。その公式発表によれば、日本軍は、太平洋戦争で連合軍の戦艦を四十三隻、空母を八十四隻沈めた。だが実際は、戦艦四隻、空母十一隻にすぎなかった。誤魔化しは、数字だけに留まらない。守備隊の撤退は、「転進」と言い換えられ、全滅は、「玉砕」と美化された。戦局の悪化とともに軍官僚の作文と化した大本営発表は、組織間の不和と政治と報道の一体化にその破綻の原因があった。今なお続く日本の病理。悲劇の歴史を繙く。
辻田真佐憲『ふしぎな君が代』
