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キョーレツがいっぱい

2015.03.17 更新 ツイート

第6回

ディズニーランドは女の友情の試金石である 小野美由紀

先日、仕事仲間の編集者のYと、「今、一番何が欲しいか」という話になった。
Yはバリバリに働くキャリアウーマンで、女が惚れるようなかっこいい女だ。Yは開口一番「友達が欲しい」と言った。
「利害関係なく何でも話せる女友達が欲しい」と。
マンションでも、恋人でも、長い休みでもなく、友達。
Yの言い分はこうだ。
この時代、結婚にもどうやら期待できそうもない。また、恋愛で得られる満足感にも「頭打ち」があるという事が、30を目前にして分かって来た。自分で自分を可愛がれるほどには、お金にはある程度余裕がある。
そんな今の自分に結局足りないのは、利害関係や、立場の違いを気にする事なしに悩みを打ちあけあえる女友達、何があってもこの人は自分を裏切らないと思えるだけの「友情」だと言うのだ。


彼女のあまりに切実な願いに、私は思わず共感せずに居られなかった。
なぜなら私もまた、女友達の少ない女だからである。…

 

<本記事は公開を終了しました。続きは電子書籍でお楽しみください。>

小野美由紀『キョーレツがいっぱい』
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いつから世の中はこんなにカオスになったのか?!
共同体からはみ出した問題児たちの渦に巻き込まれていく、痛快エッセイ。
個性的な面子を笑っていたつもりが、
いつの間にか背中にナイフが刺さっている――?!
ブスとは何か、セックスとはなにか、女の友情とは何か。
日常で覚える違和感を克明に炙り出す。

 

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小野美由紀 ライター・コラムニスト

1985年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業。2011年、震災を描いた絵本「ひかりのりゅう」の発売のためクラウドファンディングを立ち上げ、2014年に出版。著書に『傷口から人生。』(幻冬舎文庫)、『人生に疲れたらスペイン巡礼』(光文社新書)がある。

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