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キョーレツがいっぱい

2015.02.10 更新 ツイート

第1回

アナルを開いて心を開いて 小野美由紀

 知人に、Nという会社経営者がいる。
 彼は友人の中でも5本の指に入る異常な男だ。仕事はめちゃくちゃ優秀で、年収は軽く2億を超すのだが、まあその代わり借金も10億円あり、さらに、気功や催眠、脳力開発など、あやしげなものにすぐハマっては、いちいち大金をつぎ込むので、いつも貧困に喘いでいる。日本人全員を超能力に目覚めさせるのが夢、とかなんとかで、毎年、つくばにある超能力開発研究所に年収の半分くらいを寄付している。対人恐怖症で、レッドブルを2~3本がぶのみしないと社内会議にすら出られない。その上、大の風俗狂いで、3日に1度は風俗にいかないと風邪を引くという、めんどくさい体質でもある。

 そんなしょうもない男なのだが、とある日、私が「彼氏ができた」と報告したところ、目の色がギラリと変わり、こんなことを教えてくれた。…

 

<本記事は公開を終了しました。続きは電子書籍でお楽しみください。>

小野美由紀『キョーレツがいっぱい』
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いつから世の中はこんなにカオスになったのか?!
共同体からはみ出した問題児たちの渦に巻き込まれていく、痛快エッセイ。
個性的な面子を笑っていたつもりが、
いつの間にか背中にナイフが刺さっている――?!
ブスとは何か、セックスとはなにか、女の友情とは何か。
日常で覚える違和感を克明に炙り出す。

 

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キョーレツがいっぱい

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小野美由紀 ライター・コラムニスト

1985年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業。2011年、震災を描いた絵本「ひかりのりゅう」の発売のためクラウドファンディングを立ち上げ、2014年に出版。著書に『傷口から人生。』(幻冬舎文庫)、『人生に疲れたらスペイン巡礼』(光文社新書)がある。

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