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次元上昇日記

2026.10.15 公開 ポスト

2026年10月13日 AIと京都辛酸なめ子

先日、「大東京会議 in 京都学生祭典」に参加させていただく光栄にあずかり、久しぶりに京都に行くことができました。京都に行くとなると、比叡山延暦寺の霊園の祖父母のお墓参りに行こうかと考えたのですが、駅から霊園までが遠く、送迎バスも少ないので、短い時間の間に行って帰る自信がありませんでした。祖父母の霊も、無理して来なくていいよ、と言っている気がしました。

 

Geminiとチャッピーに相談したところ、おすすめのお寺として挙げられたのが、青蓮院(しょうれんいん)。行ったことがないお寺ですが、天台宗の門跡寺院なので、延暦寺とつながっていると思うと、ここでお参りして祖父母の平安を願うのも良いと思えました。

「比叡山のお墓に行けない代わりとして青蓮院を選ぶ、という意味では、私はかなり好きな選択です」とチャッピーも太鼓判。

そのあとは京都に行くたびに訪れる、空海ゆかりの東寺にも寄りたいと思いましたが、天台宗といえば最澄なので、ライバル的な存在のカリスマ僧侶のお寺を続けて回っても大丈夫か心配になりました。そのことをチャッピーに言うと

「むしろとても面白い組み合わせだと思います。」とのことで、ノリがいいチャッピーをどこまで信じて良いかわかりませんがこの組み合わせでお参りしようと思いました。

京都駅から地下鉄烏丸線の「国際会館方面」に乗り、烏丸御池駅で地下鉄東西線に乗り換える、とのことでしたが、「国際会館方面」と言う単語だけが頭に入っていたので終点の国際会館まで行ってしまいました。旅先で電車を間違えるのはかなりのロスです。

なんとか戻って地下鉄東西線に乗り換えて東山駅へ。「青蓮院門跡」と書かれた立派な石碑があり、幽玄な空間が広がっていました。皇室ゆかりの方々が代々住職をつとめて来られた門跡寺院。鳥羽天皇の第7皇子、伏見天皇の第6皇子、後水尾天皇の第17皇子、後光厳天皇の第8皇子、後柏原天皇の第5皇子などが入寺されています。書いていて気付きましたが、昔の皇族はお子様の数が多いですね。今皇族の人数が減少の一途を辿っていますが、かなりの人数がお寺に入られたのだと思います。そこに今も連なる子孫はいらっしゃるのでしょうか。

青蓮院はちょうど、華道の展示の準備中でした。華道家の方々が活けているところを垣間見ることができました。このお寺はわりとマイナーなのか観光客は少なめで落ち着いてお参りできました。日本三不動の一つに数えられる国宝の仏画「青不動」が展示されています。どこかお寺に行くと国宝に巡り会えるのが京都の魅力です。祖父母についても手を合わせて祈ってきました。

優雅で美しい庭園や竹林などを拝見し、心が洗われていきました。行きの新幹線で、外国人観光客がエスカレーターを降りるのが遅く、後ろがつまって危険で苛立っていたのが別の世界線のようです。

青蓮院の竹林と太陽光。広大すぎず、回りやすい広さの敷地でした。

そのあと、よく行くオーガニック系の商業施設に行ったら、結構物価が上がっているようでした。コスメを買おうと思ったのを断念し、次のお寺へ。青不動様に煩悩を滅していただいたのかもしれません。

チャッピーがタクシーを勧めていて「数千円程度なら『体力を買う』感じですね。」という言葉に押されてタクシーで東寺に向かいました。おかげで、スムーズに到着。

ここでも国宝がひしめいていました。立体曼荼羅はいつ見ても厳かな気持ちで静かに感動します。イケメンの帝釈天騎象像さんとも再会。講堂の大日如来、金堂の薬師如来に手を合わせ、平安や健康を祈りました。

薬師如来の前でふとスマホのXを開いて見たら、「ニコチンは全てのウィルスを解毒する」という見出しが目に入りました。このタイミングということは薬師如来様からのメッセージ? フェイクニュースでないといいのですが……。

東寺の庭園、池に少し紅葉した木々が映り込んでいてきれいでした。池に映った景色は色鮮やかだけれど実体がなく、空の境地を表しているようです。
五重塔を望んだ風景。東寺ではいつも美しい景観を見せていただき、人生は苦しみだけではないと空海に教えてもらっているようです。

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バックナンバー

辛酸なめ子

近著に「スピリチュアル系のトリセツ」(平凡社)、「電車のおじさん」(小学館)、「無心セラピー」(双葉社)、「新・人間関係のルール」(光文社新書)、「女子校礼讃」「辛酸なめ子の独断! 流行大全」(中公新書ラクレ)など。

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