1. Home
  2. 生き方
  3. 衰えません、死ぬまでは。
  4. 何も続かなかった宮田さんが、3週間続いて...

衰えません、死ぬまでは。

2024.12.06 公開 ポスト

第21話 サステナブルな筋トレ 後半

何も続かなかった宮田さんが、3週間続いている筋トレの中身とは!?宮田珠己

朝起きようと思ったら、体が重くて動かない。病院に行って告げられたことは「これは、真の老衰」ということだった――。

*   *   *

事態は抜きさしならぬところまできた。

体力の奪還は、喫緊の課題だ。

もう5年ぐらい散歩を続けているが、散歩如きではまったく功を奏していないことになる。あるいは功を奏してようやく今のレベルで持ちこたえているということか。いずれにせよ散歩では足りないということだ。運気をあげたいとか言ってる場合ではない。生きるか死ぬかの瀬戸際である。

だが私の場合、いきなり体力を消耗するような運動をすると、発作が起きて本当に死ぬかもしれない。ジョギングや登山などで心肺能力を鍛えるのは控えたい。となると、一番いいのは筋肉を増やすこと。つまり、筋トレだ。

ここから先は会員限定のコンテンツです

無料!
今すぐ会員登録して続きを読む
会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン

{ この記事をシェアする }

衰えません、死ぬまでは。

旅好きで世界中、日本中をてくてく歩いてきた還暦前の中年(もと陸上部!)が、老いを感じ、なんだか悶々。まじめに老化と向き合おうと一念発起。……したものの、自分でやろうと決めた筋トレも、始めてみれば愚痴ばかり。
怠け者作家が、老化にささやかな反抗を続ける日々を綴るエッセイ。

バックナンバー

宮田珠己

1995年に『旅の理不尽~アジア悶絶篇』を自費出版しデビュー。以来、紀行エッセイを中心に、日常エッセイ、書評、小説なども執筆。『東南アジア四次元日記』で 第3回 酒飲み書店員大賞、『ニッポン47都道府県正直観光案内』で第14回エキナカ書店大賞を受賞。他にも『ときどき意味もなくずんずん歩く』『いい感じの石ころを拾いに』『だいたい四国八十八ヶ所』『明日ロト7が私を救う』『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』などエッセイ多数。小説に、東洋奇譚をもとにした『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』がある。2作目の小説『そして少女は加速する』で、青春小説に挑戦。賞賛を集めている。
(撮影:干田哲平)

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP